結論からいうと、山椒は日本でも栽培されている香辛料で、原材料の値上がりや生産者不足、加工・輸送にかかる費用の上昇などが価格に影響しています。
特に国産山椒は、収穫に手間がかかるうえ、生産者の高齢化という問題も抱えています。
今回は、普段何気なく使っている山椒について、ChatGPTに調べてもらいました。
昔は100円くらいだった気がするのに……
昔、テレビだったか何かで「山椒は体にいい」という話を見たことがあります。
番組名も内容も、今となってははっきり覚えていません。
ただ、それをきっかけに山椒を買うようになりました。
買っていたのは、スーパーなどでよく見かけるS&Bの小さな容器に入った山椒です。
当時の記憶では、98円とか150円くらいだったような気がします。
もちろん、正確な価格や内容量は覚えていません。
それから何年もたち、最近スーパーで山椒を見かけたところ……。
398円!?
思わず値札を見直しました。
最近は何でも値上がりしていますが、山椒までこんなに高くなっていたとは。
そもそも山椒って日本で作っているのでしょうか?
海外から輸入しているのでしょうか?
気になったので、調べてみることにしました。
山椒はどこで採れる?日本でも作っている?
山椒は日本でも栽培されています。
有名な産地の一つが和歌山県です。
特に有田川町や紀美野町では「ぶどう山椒」という品種が栽培されています。
ぶどう山椒は、小さな実がぶどうの房のようにまとまって実ることから、その名前がついています。
和歌山県は国内有数の山椒産地として知られています。
山椒は海外からしか手に入らない珍しい香辛料だと思っていましたが、日本でも昔から作られていたのですね。
参考:和歌山県「サンショウ」、農林水産省近畿農政局「ぶどう山椒の魅力を伝え、地域の活性化につなげたい。」
山椒の粉はどうやって作る?
スーパーで売っている山椒は、最初から粉になっているわけではありません。
もともとは木に実る果実です。
粉山椒ができるまでの流れを簡単にまとめると、次のようになります。
- 山椒の木を育てる
- 木に実った山椒を収穫する
- 葉や傷んだ実などを取り除く
- 収穫した実を乾燥させる
- 主に実の外側の皮を粉にする
- 容器や袋に詰めて販売する
つまり、私たちが何気なく料理に振りかけている粉山椒には、農家の方々の作業がたくさん詰まっています。
ちなみに、まだ青い実は佃煮などにも使われます。
同じ山椒でも、収穫する時期や加工方法によって使い道が違うのです。
S&Bの山椒は日本産?どこで加工している?
今回、エスビー食品の公式サイトを確認してみました。
調べた商品は「さんしょうの粉 8g」です。
2026年10月に確認した公式情報では、次のようになっていました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品 | さんしょうの粉 |
| 内容量 | 8g |
| 希望小売価格 | 383円(税別) |
| 原材料 | 山椒(国産)、花椒 |
| 製造所 | 埼玉県東松山市 |
ここで一つ発見がありました。
原材料に「山椒(国産)」と書かれています。
つまり、日本で収穫された山椒が使われています。
ただし、この商品には「花椒(ホアジャオ)」も使われています。
花椒は中国料理などによく使われる、山椒に似た香辛料です。日本の山椒とは別の植物です。
花椒の原産国については、この商品情報だけでは確認できませんでした。
また、製造所が埼玉県ということはわかりましたが、原料のすべての加工工程がそこで行われているとは限りません。
参考:エスビー食品公式サイト「さんしょうの粉」
山椒はなぜ値上がりした?
調べてみると、いくつかの理由が見えてきました。
① 山椒の原材料そのものが高くなっている
和歌山県の山椒生産・加工業者「かんじゃ山椒園」は、価格改定のお知らせで、山椒の生産量減少と需要増加によって原料価格が高騰していることを説明しています。
つまり、単純に物価が上がっただけではありません。
山椒そのものが手に入りにくくなっているという問題もあるのです。
② 山椒を育てる農家が減っている
日本の農業全体でも問題になっている高齢化。
山椒も例外ではありません。
和歌山県有田川町のぶどう山椒産地では、生産者の高齢化や後継者不足が課題として報告されています。
山椒を作る人が減れば、収穫できる量を維持することも難しくなります。
ただし、農家が減ったから必ず価格が上がるとは限りません。需要や収穫量など、複数の条件が関係します。
③ 山椒は収穫に手間がかかる
山椒は、小さな実を収穫する作業に時間がかかります。
特に実を傷つけないように収穫する場合は、丁寧な手作業が必要です。
農業情報サイト「マイナビ農業」でも、山椒の収穫には大きな労力がかかることが紹介されていました。
人手が不足すれば、収穫量にも影響する可能性があります。
④ 人件費・電気代・輸送費も上がっている
山椒を収穫したら、それで終わりではありません。
乾燥、加工、容器への充填、運送、販売と、さまざまな工程があります。
エスビー食品は2025年7月から、家庭用香辛料495品目について約8~11%の価格改定を発表しています。
その理由として挙げているのが、原材料や資材、物流費、労務費、エネルギーコストなどの上昇です。
なお、この数字は家庭用香辛料全体の価格改定幅であり、山椒単独の値上げ率ではありません。
参考:エスビー食品「製品価格改定のお知らせ」(2025年4月8日)
実際に山椒はいくら値上がりした?
価格記録サイト「おねだんノート」では、S&B「さんしょうの粉 8g」の西友における価格推移が掲載されています。
| 時期 | 記録価格(税抜) |
|---|---|
| 2022~2023年 | 315円 |
| 2024年10月 | 349円 |
| 2025年6月 | 409円 |
| 2026年10月23日 | 479円 |
※各時点で確認できる記録価格であり、期間平均ではありません。
315円から479円になったとすると、164円の値上がりです。
割合にすると約52%の上昇になります。
私が昔買っていた98円や150円の商品と同じものかは確認できませんが、少なくとも近年、山椒の販売価格が上昇していることはわかりました。
山椒は体にいいの?
そもそも、私が山椒を買い始めた理由がこれでした。
昔見たテレビで、山椒が健康によいと紹介されていた記憶があります。
調べてみると、山椒には「サンショオール」という成分が含まれています。
この成分は、山椒を食べたときに舌がピリピリする感覚に関係しています。
また、山椒は漢方薬の原料としても利用されています。
和歌山県の資料では、山椒の成分によって塩味を強く感じさせる研究も紹介されていました。
塩分を控えた料理でも、おいしく感じられる可能性があるというのは興味深いですね。
ただし、山椒を食べれば病気が治るとか、たくさん食べるほど健康になるという意味ではありません。
私は医療の専門家ではありませんので、健康効果については参考情報として受け止めています。
山椒はこれからもっと高くなる?
これは何ともいえません。
山椒の価格は、天候や収穫量、生産者の人数、需要、加工費用などによって変わります。
生産者が増えたり、収穫量が回復したりすれば、供給状況が改善する可能性もあります。
一方で、生産者不足が続けば、国産山椒の安定供給が難しくなることも考えられます。
現時点では、今後必ず値上がりすると断定できる情報はありません。
まとめ|398円の山椒には理由があった
今回は、スーパーで見かけた山椒の価格に驚いたことをきっかけに、ChatGPTにいろいろ調べてもらいました。
調べてわかったのは、山椒は日本でも栽培されていて、収穫や加工に手間がかかる香辛料だということです。
そして、山椒の原材料価格そのものが上がっていることもわかりました。
普段は小さな容器に入った粉としてしか見ていませんでしたが、その裏側には農家の方々や加工に携わる方々がいるのですね。
昔は100円くらいで買っていたような記憶があるだけに、398円という価格には驚きました。
ただ、今回調べてみて、少し見方が変わりました。
とはいえ、買う側としては、やっぱり安いほうがありがたいです。
山椒を大量に使うわけではありませんが、今度買うときは内容量や原産地も確認してみようと思います。
何気ないスーパーでの買い物から、思わぬ勉強になりました。
今回も個人的な疑問をChatGPTに調べてもらった記録でした。
参考資料
- エスビー食品「さんしょうの粉」商品情報
- エスビー食品「製品価格改定のお知らせ」(2025年4月8日)
- 和歌山県「サンショウ」
- 和歌山県「県産食材機能性ガイド」
- 農林水産省近畿農政局「ぶどう山椒の魅力を伝え、地域の活性化につなげたい。」
- かんじゃ山椒園「価格改定のお知らせ」
- おねだんノート「さんしょうの粉」価格推移


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