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昔のレンタルサーバー代はいくらだった?1990年代・2000年代のホームページ維持費を調べてみた

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昔のインターネットでは、個人がホームページを作るのに、いったいいくらかかっていたのでしょうか?

結論からいうと、1990年代後半から2000年代前半には、プロバイダーの無料ホームページスペースを利用する方法と、有料レンタルサーバーを借りる方法がありました。

有料レンタルサーバーには月額数千円のサービスもありましたが、2000年代に入ると月額数百円の格安サービスも登場しています。

今回は、当時の料金が残っている資料や個人ブログを調べてみました。

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昔のインターネットには個人ホームページがたくさんあった

インターネットが一般家庭に広まり始めた頃、アニメやゲーム、音楽などのファンサイトがたくさんありました。

今のようにSNSが中心ではなく、個人が自分のホームページを作り、好きなことを発信していた時代です。

「相互リンクお願いします!」という言葉も懐かしいですね。

気に入ったホームページを自分のリンク集に登録したり、相手のホームページにもリンクを貼ってもらったり。

そんな昔のインターネットを思い出しているうちに、一つ疑問が浮かびました。

あれだけたくさんあった個人ホームページは、みんなサーバー代を払っていたのでしょうか?

昔のホームページは無料で作れた?

実は、無料で公開する方法がありました。

私自身、昔はニフティを利用していて、ある程度無料でホームページを作れた記憶があります。

調べてみると、1999年に始まった「@nifty」では、会員向けに10MBまでのホームページスペースが追加料金なしで提供されていました。

容量を追加する場合は、5MBごとに月額200円でした。

つまり、インターネット接続の契約をしていれば、別途レンタルサーバーを契約しなくてもホームページを公開できたわけです。

ただし、プロバイダーの接続料金や、当時のダイヤルアップ接続に必要な電話料金まで無料だったわけではありません。

出典:ASCII.jp:1999年の@nifty新サービス発表

有料レンタルサーバーを借りていたら、いくらかかった?

では、プロバイダーの無料スペースではなく、自分でレンタルサーバーを契約していた場合はどうだったのでしょうか。

当時の個人ブログや料金資料を調べると、興味深い数字が見つかりました。

2000年代初めには月額3,800円程度のサービスも

2019年に公開された個人ブログ「ランダムアクセスメモリ」では、2000年代初めにNTTPCのWebARENAを契約し、月額3,800円ほどかかっていたという体験が紹介されています。

月額3,800円なら、単純計算で年間45,600円です。

個人の趣味のホームページとしては、それなりに大きな出費だったのではないでしょうか。

ただし、これは一人の利用者の体験談です。当時のすべてのレンタルサーバーが同じ価格だったわけではありません。

出典:ランダムアクセスメモリ:レンタルサーバー「ロリポップ!」を15年使っている話

月額600円程度の格安サーバーも登場

同じ体験談では、ロリポップ!が登場した初期の料金についても紹介されています。

当初のサービスは、容量100MBで月額600円だったとのことです。

月額600円なら年間7,200円。

月額3,800円のサービスと比べると、年間で38,400円もの差があります。

もちろん、サービス内容や機能が同じとは限りません。

それでも、個人が趣味でホームページを運営するための選択肢が広がったことは分かります。

2004年には年額1,500円のレンタルサーバーもあった

さらに調べると、2004年3月当時のレンタルサーバーを紹介した個人サイトが見つかりました。

そこでは、さくらインターネットの共用サーバーについて、次のような料金が記録されています。

プラン年間料金容量
ライト1,500円300MB
スタンダード5,000円1GB
プレミアム15,000円3GB

※2004年当時の掲載資料に基づく料金です。別途初期費用1,000円が記載されています。

年額1,500円ということは、12か月で割ると月額125円相当です。

2004年の時点で、これほど安いサービスが存在していたとは驚きました。

出典:2004年のさくらインターネット共用サーバーレビュー

昔のホームページ維持費を比較してみた

今回確認できた資料をまとめると、次のようになります。

年代サービス例料金
1999年@nifty会員向けホームページ10MBまで追加料金なし
2000年代初めWebARENAの利用体験月額約3,800円
2000年代初め初期のロリポップ!月額約600円
2004年さくらのライトプラン年額1,500円

※年代と料金は確認できた個別の資料に基づきます。当時の平均価格ではありません。また、初期費用や独自ドメイン代、インターネット接続料金は含めていません。

こうして見ると、昔のホームページ運営には、無料枠を使う方法から年間数万円を支払う方法まで、さまざまな選択肢があったことが分かります。

昔は容量が10MBでもホームページを作れた

もう一つ驚くのは、ホームページに使える容量です。

今ではスマートフォンで撮影した写真1枚が数MBになることもあります。

しかし、当時のプロバイダーのホームページ容量は5MBや10MBといったものも珍しくありませんでした。

実際、2002年12月号の『インターネットマガジン』には、@niftyが10MB、ASAHIネットが5MB、BIGLOBEが10MBなど、プロバイダーごとのホームページ容量が掲載されています。

出典:インターネットマガジン2002年12月号・プロバイダー比較資料(PDF)

当時は文字を中心としたホームページも多く、画像のサイズを小さくするなど、限られた容量を意識したサイト作りが行われていました。

今とはずいぶん違う環境ですね。

2026年現在のレンタルサーバーと比べると?

現在では、個人でも大容量のレンタルサーバーを比較的安く契約できるようになりました。

例えばロリポップ!の公式料金表では、契約期間によって料金が変わりますが、エコノミープランは月額121円から、ライトプランは月額330円からと案内されています。

出典:ロリポップ!公式料金表

ただし、安いプランではWordPressが使えないなど、機能に違いがあります。

単純に料金だけを比較するのではなく、容量や機能、契約期間も確認する必要があります。

私自身も現在はWordPressでブログを運営していますが、昔の個人ホームページと比べると、記事の公開や管理がずいぶん便利になったと感じます。

昔の相互リンク文化を思い出した

今回、昔のホームページの維持費が気になったきっかけは、「相互リンク」という言葉を思い出したことでした。

昔はアニメやゲーム、音楽のファンサイトを巡ると、リンク集が設置されていることがよくありました。

「相互リンク募集中!」という案内も、当時の個人ホームページらしい光景だったと思います。

今は検索エンジンやSNSから直接記事にたどり着くことが多くなりました。

それでも、個人が好きなことを発信し、ほかの人のサイトを紹介するという楽しさは、今のブログにも通じるものがあると思います。

まとめ:昔のホームページは無料でも作れたし、有料サーバーも意外と幅広かった

今回調べて分かったのは、昔のホームページ運営が必ずしも高額だったわけではないということです。

  • プロバイダーの会員向け無料スペースを使う方法があった
  • 2000年代初めには月額数千円の有料サーバーを利用していた人もいた
  • 月額数百円の格安レンタルサーバーも登場した
  • 2004年には年額1,500円で利用できるサービスもあった
  • 無料枠と有料サーバーでは容量や使える機能が異なっていた

昔はニフティでホームページを作れた記憶がありますが、今回調べてみて、当時のサービスや料金の変化を改めて知ることができました。

インターネットが始まった頃の、あの個人ホームページがたくさんあった時代。

今思い返すと、少ない容量や限られた機能の中で、それぞれが工夫してホームページを作っていたんですね。

便利になった今のインターネットもいいですが、昔の手作り感のあるホームページ文化も、なかなか味わい深いものだったと思います。

【追記】JUDY AND MARYのファンサイトも懐かしい

そういえば、当時はJUDY AND MARY(ジュディマリ)のファンサイトもたくさんありました。

私もジュディマリが好きで、いろいろなファンサイトを見て回っていた記憶があります。

今のようにSNSで簡単に情報を集められる時代ではなかったので、個人が作ったホームページを巡ること自体が楽しみの一つでした。

ファン同士が相互リンクでつながっていて、一つのサイトから別のサイトへ。気がつけば、いろいろなホームページを見ていたものです。

今回、昔のレンタルサーバーの料金を調べていたら、そんな懐かしいインターネットの風景まで思い出しました。

あの頃のファンサイト、今でもどこかに残っているのでしょうか。ちょっと探してみたくなりました。

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