子どものころ、うなぎの定食って1,000円ぐらいで食べられませんでしたか?
私の記憶では、昔のうなぎは今ほど高級な食べ物ではなかったような気がします。
ところが最近、うなぎを食べようと思っても、値段を見て諦めることが増えました。
今では牛丼チェーンなどで販売されるうな丼が、比較的手の届きやすい選択肢になっています。
そして私の夢の一つが、「鰻の成瀬に行って、うなぎをお腹いっぱい食べること」です。
そこで、ふと疑問に思いました。
うなぎって、本当に昔より高くなっているの?それとも、私の記憶違い?
今回は総務省の物価統計をもとに、昭和60年(1985年)から2026年までのうなぎの価格を調べてみました。
結論!うなぎは昭和60年と比べて約1.8倍の価格になっていた
先に結論です。
1985年の東京都区部のうなぎ蒲焼き価格は100gあたり757円。2026年9月の全国47都市の中央値は1,330円でした。
この2つを単純に比較すると、約1.76倍です。
| 比較項目 | 1985年 | 2026年9月 |
|---|---|---|
| 蒲焼き100g | 757円 | 1,330円 |
| 価格差 | 573円の上昇 | |
| 倍率 | 約1.76倍 | |
| 値上がり率 | 約75.7% | |
ただし、1985年は東京都区部の年平均、2026年は全国47都市の中央値です。調査対象地域や商品規格などが異なるため、厳密な同一条件の比較ではありません。
また、これはスーパーなどで売られる蒲焼きの価格です。飲食店のうな重が同じ倍率で値上がりしたという意味ではありません。
それでも、昔より高くなったという感覚には、数字の裏付けがありました。
昭和60年から2026年まで!うなぎの価格推移一覧
まずは過去の価格を見てみましょう。
以下は、総務省の小売物価統計をもとにした東京都区部のうなぎ蒲焼き100gあたりの年平均価格です。
| 年 | うなぎ蒲焼き100g |
|---|---|
| 1970年(昭和45年) | 250円 |
| 1975年(昭和50年) | 629円 |
| 1980年(昭和55年) | 718円 |
| 1985年(昭和60年) | 757円 |
| 1990年(平成2年) | 642円 |
| 1995年(平成7年) | 605円 |
| 2000年(平成12年) | 568円 |
| 2002年(平成14年) | 509円 |
| 2005年(平成17年) | 685円 |
| 2010年(平成22年) | 855円 |
出典:総務省統計局「日本の長期統計系列」をもとにした東京都区部のうなぎ蒲焼き小売価格の推移
2026年9月の全国47都市の中央値は1,330円です。
この表を見て驚いたことがあります。
うなぎは、ずっと値上がりし続けていたわけではありません。
実は1990年代から2000年代初めは、うなぎが安くなっていた!
1985年の757円から、2002年には509円まで下がっています。
約33%の値下がりです。
私が子どものころ、うなぎを比較的安く食べられたという記憶は、この時代の価格の影響もあるのかもしれません。
ただし、私が食べた定食の値段や内容を確認できる資料はありません。
当時は輸入うなぎの流通拡大などもあり、うなぎの価格が下がった時期がありました。
つまり、昔のうなぎがすべて安かったわけではなく、一時期、比較的安く買える時代があったということです。
2000年代から再び値上がり!2026年のうなぎはいくら?
2002年以降、うなぎの価格は再び上昇していきました。
全国47都市の中央値を使った2026年の月別価格を見てみましょう。
| 2026年 | 蒲焼き100g |
|---|---|
| 1月 | 1,464円 |
| 2月 | 1,485円 |
| 3月 | 1,429円 |
| 4月 | 1,439円 |
| 5月 | 1,404円 |
| 6月 | 1,327円 |
| 7月 | 1,346円 |
| 8月 | 1,294円 |
| 9月 | 1,330円 |
意外なことに、2026年は前年より価格が下がっています。
2025年9月の1,437円と比較すると、2026年9月は約7.4%安くなっています。
長い目で見ると値上がりしていますが、毎年必ず高くなるわけではないのです。
なぜ、うなぎはこんなに高くなったの?
うなぎの値段が高くなる理由は、一つだけではありません。
理由1:うなぎの赤ちゃんを確保するのが難しい
日本で食べられる養殖うなぎの多くは、天然のシラスウナギという稚魚を捕まえて育てています。
シラスウナギは、うなぎの赤ちゃんのようなものです。
この稚魚が十分に確保できなければ、養殖するための費用が高くなります。
シラスウナギの漁獲量や取引価格は年によって大きく変動します。
そのため、養殖うなぎの価格にも影響するのです。
理由2:うなぎは簡単に大量生産できない
うなぎは養殖されていますが、卵から育てて安く大量に出荷することは、まだ簡単ではありません。
人工的に卵から成魚まで育てる技術は研究されていますが、商業的に安定した大量生産には課題があります。
つまり、養殖だからといって、いくらでも安く作れるわけではないのです。
理由3:エサ代や人件費なども必要
うなぎを育てるには、さまざまなお金がかかります。
- シラスウナギの購入費用
- エサ代
- 養殖施設の維持費
- 電気代や燃料代
- 輸送費
- 加工や調理に必要な人件費
これらの費用が増えれば、最終的な販売価格にも影響します。
理由4:うなぎの資源を守る必要がある
ニホンウナギは、資源の減少が心配されている生き物です。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは、ニホンウナギは絶滅危惧種に分類されています。
ただし、絶滅危惧種だから必ず値段が上がるという単純な話ではありません。
資源の状況、漁獲量、養殖生産、輸入量、需要など、さまざまな要因が価格に関係しています。
昔は1000円でうなぎ定食を食べられた?
ここは個人的に、かなり気になっているところです。
私の記憶では、子どものころ、1,000円ぐらいでうなぎの定食が食べられたような気がします。
では、本当に可能だったのでしょうか?
1985年の蒲焼き100gの小売価格は757円でした。
仮に蒲焼きが80gなら、単純計算で約606円です。
もちろん、飲食店ではご飯や汁物、調理費、人件費なども必要です。
そのため、この数字だけで当時の定食価格を証明することはできません。
それでも、うなぎの量を抑えた定食や、手頃な価格のお店があった可能性は十分考えられます。
「昔は1,000円ぐらいで食べられた」という記憶を、完全な勘違いと決めつける必要はなさそうです。
ただし、当時の飲食店メニューを確認できていないため、ここは思い出として残しておきます。
私の夢!鰻の成瀬でお腹いっぱい食べてみたい
実は、私には小さな夢があります。
それが「鰻の成瀬」で、うなぎをお腹いっぱい食べることです。
高級なうなぎ専門店では、うな重が数千円することも珍しくありません。
そんな中、鰻の成瀬は比較的手の届きやすい価格でうな重を提供しています。
2026年10月に公式サイトで確認できたメニューはこちらです。
| メニュー | うなぎの量の目安 | 価格 |
|---|---|---|
| 梅 | 約半尾 | 1,900円 |
| 竹 | 約4分の3尾 | 2,500円 |
| 松 | 約1尾 | 2,900円 |
※うなぎの量は2026年の店舗案内を参考にしています。店舗やメニュー改定によって内容が異なる場合があります。
参考:鰻の成瀬公式サイト
1尾分のうな重が2,900円。
昔の1,000円ぐらいのうなぎ定食を思い出すと、やっぱり高いと感じます。
でも、今のうなぎ専門店の価格を考えれば、魅力的な選択肢です。
いつか松を注文して、うなぎをたっぷり食べてみたいと思っています。
うなぎを安く食べたい!どんな方法がある?
うなぎは高いですが、食べ方を工夫すれば出費を抑えられます。
| 食べ方 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 牛丼チェーンのうな丼 | 比較的手頃な価格で食べられる | 販売時期や店舗によって価格が違う |
| スーパーの蒲焼き | 自宅でうな丼を作れる | 産地や大きさで値段が違う |
| 冷凍うなぎ | まとめ買いやセールを利用できる | 送料や内容量の確認が必要 |
| 専門店の少量メニュー | 専門店の味を比較的安く楽しめる | うなぎの量が少なめ |
| 専門店の大きなうな重 | 満足感を得やすい | 一度の出費が大きい |
私の場合、普段は牛丼チェーンなどで楽しみ、たまには専門店で食べるという方法が現実的かもしれません。
ただ、値段だけで比較するのではなく、うなぎの量や産地も確認したいところです。
小学生でもわかる!うなぎの値段に関するQ&A
Q1. うなぎは昔より高くなったの?
はい。1985年の東京都区部では蒲焼き100gが757円でした。2026年9月の全国47都市の中央値は1,330円です。調査条件は違いますが、単純比較では約1.76倍です。
Q2. 昔はうなぎが安かったの?
時代によります。1980年代よりも1990年代から2000年代初めのほうが、蒲焼きの小売価格が安かった時期もありました。
Q3. うなぎは何でこんなに高いの?
養殖に使うシラスウナギの確保が難しいことや、養殖費用、輸送費、人件費などが関係しています。
Q4. 養殖うなぎなら安く作れるんじゃないの?
養殖にも費用がかかります。また、天然の稚魚に頼る部分が大きいため、簡単に大量生産できるわけではありません。
Q5. 中国産のうなぎはどうして安いことがあるの?
生産規模、養殖や加工にかかる費用、流通経路などが異なるためです。ただし、中国産なら必ず安い、国産なら必ず高いとは限りません。
Q6. うなぎはこれからも値上がりするの?
必ず値上がりするとは限りません。実際に2026年9月の価格は前年同月より下がっています。今後も稚魚の漁獲状況や養殖生産、需要などによって変動すると考えられます。
Q7. うなぎは絶滅するの?
ニホンウナギは絶滅が心配されている生き物ですが、将来必ず絶滅すると決まっているわけではありません。資源を守りながら利用することが重要です。
Q8. うな重とうな丼は何が違うの?
一般的には、重箱に入っているものをうな重、丼に入っているものをうな丼と呼びます。ただし、うなぎの量や値段はお店によって違います。
Q9. 土用の丑の日以外に食べてもいいの?
もちろんです。うなぎは一年中食べられます。土用の丑の日に食べる習慣がありますが、その日だけに限定されているわけではありません。
Q10. うなぎを一番安く食べるには?
お店や時期によって違います。牛丼チェーンのうな丼、スーパーの特売、冷凍うなぎなどを比較するとよいでしょう。単純な販売価格だけでなく、100gあたりの価格も確認するのがおすすめです。
まとめ!うなぎは昔より高くなっていた。でも安かった時代もあった
今回、昭和60年から2026年までのうなぎの価格を調べてみて、いくつか意外な発見がありました。
- 1985年の蒲焼き100gは757円だった
- 2002年には509円まで下がっていた
- 2026年9月の全国47都市の中央値は1,330円だった
- 1985年との単純比較では約1.76倍になっていた
- うなぎは毎年値上がりしているわけではない
- 稚魚の確保や養殖費用などが価格に影響している
子どものころ、うなぎの定食が1,000円ぐらいで食べられたという私の記憶。
正確な値段まではわかりませんが、昔のうなぎの価格を調べてみると、今より安い時代が確かにありました。
それにしても、うなぎは高くなりましたね。
昔はそれほど特別な気持ちにならずに食べていたような気がするのに、今では食べる前に値段を考えてしまいます。
でも、そんな時代だからこそ、楽しみもあります。
いつか「鰻の成瀬」で、値段をあまり気にせず、お腹いっぱい食べる。
そんな小さな夢を、これからも持ち続けたいと思います。
参考資料・公式サイト
※価格情報は2026年10月27日時点で確認できた資料を使用しています。統計の調査地域・対象商品・集計方法は時代によって異なるため、長期間の比較は目安としてご覧ください。


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