僕の世界線では、ドラえもん映画はずっとそこにある|思い出のしおり

ドラえもん映画の思い出を表した映写機・VHS・CD・本のインデックスイラスト 子育て・家族

第1章 僕の世界線

僕の世界線では、ドラえもん映画はずっとそこにある存在だった。

たぶん最初の記憶は、テレビとドラえもんのゲームウォッチ。

幼い頃入院していたときに毎日遊んでいた。

それがあったから寂しくなかった。

その頃から、ドラえもんという存在は身近にあった。

春・映画館で初めて観たのは

魔界大冒険。
美夜子さんと満月博士。

次の年は
宇宙小戦争。
パピくん。

映画館で観たのはこの2本。

その後は一年後のテレビ放送。
それを録画して観ていた。

映画の単行本も、たしか18巻くらいまで持っていた。

ドラゴンボールも好きだったし、
おぼっちゃまくんも、
ダッシュ四駆郎も好きだった。

でも、ドラえもんは少し違う。

他の作品は主人公が成長していく。
物語も時間も進んでいく。

だけどドラえもんは違う。

のび太はずっと小学生。

時間が止まっている世界のように感じる。

小さい頃、のび太は少しお兄さんだった。

でも気がつくと、
自分の方が年上になっていた。

だから僕の中では
ドラえもんはずっとそこにある存在だった。


第2章 母とドラえもん

僕が小さい頃、
母と妹と一緒にドラえもん映画を観に行った。

その中で一番はっきり覚えているのが
魔界大冒険。

パンフレットも
買ってもらった。

そして主題歌。

小泉今日子さんの
風のマジカル。

当時はまだCDではなく、
レコードだった。

僕はそのレコードを
買ってもらった。

人生で最初で最後のレコード。

その頃の僕は
小泉今日子さんのことをよく知らなくて、

映画の中に出てくる
美夜子さんが歌っているのかと思っていた。

あとになってテレビで見て
「あ、この人なんだ」と思った記憶がある。

なぜ買ってもらったのかを思い出したら、
1年後の再放送時録画していたのだが

エンディングの途中に、僕がキン肉マンを
上書きして、途中で曲が途切れたからだ。

曲が気になって、気になってしょうがなかったからだ。
米屋の親戚のおばちゃんにお小遣いをもらって

その帰りに買ってもらった。


第3章 親になって観るドラえもん

時間が流れて、今。

僕は子どもと一緒に春が近づくと
ドラえもん映画を観に行くようになった。

きっかけは
一番上の子。

「ドラえもん映画に行きたい」

そう言ったのが始まりだった。

そこから
我が家のドラえもん映画が始まった。

そしてそれは
僕にとって

第二章のドラえもん映画
になっていった。

毎年3月。
我が家では、春の行事のひとつになっている。

(2026年からは2月末スタート)

前売り券は
発売したらすぐ確保する。
特典も確保しておく。

子どもたちから
「今年行く?」と聞かれること
なんてここ最近はない。

もう完全に
年間行事になっている。

僕が小さい頃、
母と妹と一緒に観に行ったドラえもん映画。

今は僕が
子どもと妻と一緒に観に行っている。

時間は進んでいる。

でもドラえもん映画は
毎年変わらず続いている。

声優さんは世代交代している。

そして観ているメイン側も
世代交代している。

それでもドラえもんは
変わらずそこにある。


第4章 春は出会いと別れ

ドラえもん映画には
毎回、新しい仲間が登場する。

恐竜のピースケ。
大魔鏡のペコ。
美夜子さん。
パピくん。
鉄人兵団のリルル。

最近の作品では

南極カチコチ大冒険のカーラ。
宝島のフロックとセーラ。
月面探査記のルカとルナ。
新恐竜のキューとミュー。
空の理想郷のソーニャ。
地球交響楽のミッカ、チャペック。
絵世界物語のクレア、マイロ。

そして今年。

新・海底鬼岩城の
バギーちゃんとエル。

こうして並べてみると
やっぱりドラえもん映画は

出会いの映画なんだと思う。

でも最後には
別れがある。

基本、二度と会えない。

だからこそ
その出会いは
毎年少し特別に感じる。


第5章 のび太は成長しない

ドラえもんの世界では
のび太は成長しない。

ずっと小学生のまま。

サザエさんや
ちびまる子ちゃんと同じように
時間が止まっている世界だと思う。

でも、観ている側は違う。

僕は子どもの頃
のび太を少しお兄さんのように感じていた。

でも気がつくと追いつき、そして
自分の方が年上になって

さらに時間が流れて

今は僕が、
パパのポジジョンになっている。


あの頃、映画館に連れていってくれた側から、
連れていく側になった。

僕の時間軸では
ドラえもん映画は最初からあった。

クレヨンしんちゃんや
名探偵コナンは

少しあとから出てきた映画になる。

だから僕の中では
ドラえもん映画が
基準の映画になっている。

子どもも、
クレヨンしんちゃんでもなく(去年は下3人いった)
コナンでもなく(今、上の子は毎年見に行ってる)

たまたまドラえもんを最初に選んだ。


第6章 三つのしおり+

僕は毎年3月に
ドラえもん映画という

思い出のしおりを
自分の人生に挟んでいる気がする。

ドラえもん映画には
三つのしおりがあると思っている。

一つ目は
年号のしおり。

「1999年の映画」と分かれば
そのとき自分が何歳だったのか思い出せる。

二つ目は
主題歌のしおり。

風のマジカルといえば
小泉今日子さん。
魔界大冒険。

少年期といえば
武田鉄矢さん。
宇宙小戦争。

スケッチといえば
あいみょん。
絵世界物語。

Paradiseといえば
NiziU。
空のユートピア。

タイムパラドックスといえば
Vaundy。
地球交響楽。

そして今年。

Honto といえば
sumika。
新・のび太の海底鬼岩城。

曲のタイトル、
歌っている人、
映画のタイトル。

その三つがつながると、
記憶は一気によみがえる。

三つ目は
キャラクターのしおり。

ピースケといえば
恐竜。

キューとミューなら
新恐竜。

クレアといえば
絵世界物語。

ただ、ここが少し面白い。

リルルなら
鉄人兵団。

バギーちゃんといえば
海底鬼岩城。

でもこれ、
旧作を思い出す人もいれば
今年の映画を思い出す人もいる。
(美夜子さん、パピくん、ロップル、ペコ、ククル)

人は
自分がよく見た方に
記憶が引っ張られる。

ドラえもん映画は
そんなふうに

年号、
音楽、
キャラクター。

いろいろな形で
人生の中に
しおりを残してくれる。

子どもたちも
いつか大人になる。

そして将来、

「子どもの頃、初めてみたこの
ドラえもん映画おもしろかったよ」

そんな話をする日が
来るのかもしれない。

だから僕は、
今年もまた
家族と共に
ドラえもん映画を観に行く。

例え…
前売り券を家に
忘れてしまっても…


この記事に関係する記事はこちら。
【ドラえもん映画初の4DX】家族で見に行った日のログ|前売り券を忘れて映画館へ


そしてこの記事を書いていて、もう一つ思ったことがある。

もしかすると、
四つ目のしおりもあるのかもしれない。

それは
監督さんや脚本家さんという、しおり。

ここ数年で特に心に残っているのが
「月面探査記」。

脚本を担当されていた
辻村深月さんだ。

一度プレッシャーで
辞退されたこともあったそうだが、

あのストーリーは
本当に好きだった。

ドラえもん映画は、
こうしてまた一つ
新しいしおりを増やしていく。

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