「これ、ちょっとお願いできる?」
職場でこんなふうに頼まれて、心の中で思ったことはありませんか?
「いや、それ俺の仕事じゃないんだけど……」
でも、実際にはなかなか断れない。
逆に、こちらが仕事を頼んだときに「それは私の仕事ではありません」と断られて、困った経験がある人もいるかもしれません。
僕は工場で働いています。
仕事をしていると、担当がはっきり決まっていることもあれば、誰がやるのかわからない仕事もあります。
今回は、この「自分の仕事じゃない」という問題について、日本と海外の人たちがどう考えているのか、Xの調査をきっかけに、noteやRedditなども調べてみました。
調べてみると、仕事を断る人、断られて困っている人、何でも引き受けてしまう人、担当外の仕事を成長の機会と考える人など、さまざまな意見がありました。
結論から言うと、僕は「何でも引き受けること」と「何でも断ること」のどちらか一方が正しいとは思いません。
ただ、仕事を頼まれたときの受け取り方や返事の仕方は、少し変えられるかもしれない。今回の調査を通して、そんなことを考えるようになりました。
- この記事について|正解を決めるための調査ではありません
- 日本の働く人たちはどう考えている?13の声
- 1.「それは私の仕事じゃない」と言われて困る同僚
- 2.断る人に腹を立てていた管理職が、後から考えを変えた
- 3.担当が曖昧な職場では、ミスも増えるのではないか
- 4.病院の事務には「名前のない仕事」が増えていく
- 5.仕事ができる人ほど、さらに仕事が増えていく
- 6.断れない原因は、責任範囲を広く考えすぎているから?
- 7.事務職として採用されたのに、別会社の業務を頼まれた
- 8.家電量販店では、担当を分けすぎると困ることもある
- 9.部下が仕事を断る理由を、まず聞いてみた管理職
- 10.事務職は何でも屋になってしまう?
- 11.頼まれて少しうれしい。でも本当は余裕がない
- 12.断るのではなく、仕事の優先順位を確認する
- 13.断ることは、相手を拒絶することとは違う
- 海外ではどう考えられている?Redditで見つけた17の声
- 14.銀行員が、汚れたトイレの清掃を断った
- 15.メンタルヘルス関連の職場で、清掃業者をなくすと言われた
- 16.事務職で入社したのに、毎日トイレを掃除することに
- 17.法律事務所で働き始めたら、清掃担当の代わりを頼まれた
- 18.使っていない休憩室なのに、掃除当番に入れられた
- 19.退職直前に、オフィスを徹底的に掃除するよう頼まれた
- 20.自分の仕事を終えたのに、追加の仕事を聞くべきか迷う
- 21.親切に手伝っていたら、以前の仕事まで戻ってこなくなった
- 22.仕事を助けたのに、次々と責任が増える
- 23.誰にも頼まれていない仕事が、いつの間にか担当になった
- 24.IT担当だからといって、何でも頼まれても困る
- 25.担当外の仕事を頼まれる建設材料の試験室管理者
- 26.本来の仕事すら拒否されると、同僚も困る
- 27.管理職だって、必要なら皿洗いや掃除をするべきでは?
- 28.部下を手伝う管理職もいる
- 29.上司が「それは自分の仕事じゃない」と言った
- 30.休む人の代わりを探すのは、誰の仕事?
- 30の声を読んで見えてきた、5つの考え方
- 日本と海外では、仕事への考え方が違うのか?
- そもそも「担当外の仕事」は断っていいのか?
- では職場でどうする?「自分の仕事じゃない」と思ったときの返答例
- ここからは、工場で働く僕自身の感想です
- もし福山雅治さんだったら、どう対応するだろう?
- 他人を変えることは難しい。でも、自分なら少し変えられるかもしれない
- まとめ|「自分の仕事じゃない」と思った後が大切なのかもしれない
この記事について|正解を決めるための調査ではありません
この記事は、日本と海外の働く人たちの個人的な経験や意見を紹介するものです。
- noteやRedditの公開投稿を中心に調査しています。
- 投稿者の意見は、基本的に本文を転載せず、日本語で要約しています。
- 紹介する出来事は投稿者本人の説明であり、勤務先などへの裏付け調査を行ったものではありません。
- 職業や立場は、投稿に書かれている範囲で紹介しています。
- 海外の投稿は英語のものが中心ですが、英語で書かれているだけでアメリカ人などと判断していません。
- すべてのSNS投稿を網羅した調査ではありません。
- 記事内の「僕の感想」は、調査で確認した事実とは区別しています。
なお、GrokによるX調査では多数のアカウントが参考資料として挙がりましたが、今回の確認では個別投稿の内容を十分に検証できないものがありました。そのため、未確認のX投稿を本文の意見数に含めていません。
誰が正しい、誰が悪いと決めるための記事ではありません。
「こんな考え方の人もいるんだな」と思いながら読んでいただければと思います。
日本の働く人たちはどう考えている?13の声
まずは日本のnoteに投稿された意見から見ていきます。
同じ「自分の仕事じゃない」というテーマでも、仕事を頼む側と頼まれる側では、見えている景色が違うようです。
1.「それは私の仕事じゃない」と言われて困る同僚
投稿者:むむむさん/30代会社員として発信
職場で何かをお願いすると「それって私の仕事でしたっけ?」と返してくる同僚について書かれています。
投稿者は、質問の形で仕事を断られると、周囲の空気まで変わってしまうと感じているようです。
断る側には事情があるかもしれません。でも、頼む側にとっては、仕事が進まなくなる困りごともあります。
2.断る人に腹を立てていた管理職が、後から考えを変えた
投稿者:ひろさん/元営業部門マネージャー
営業事務の人に仕事をお願いしたところ、担当外だと断られた経験が紹介されています。
当時は、なぜ協力してくれないのかと不満に感じていたそうです。
しかし、後に子育てや心身の負担を経験し、断っていた人にも、自分の生活や健康を守る理由があったのかもしれないと考えるようになったとのこと。
頼む側の気持ちも、断る側の事情も、時間がたつと違って見えることがある。そんな投稿でした。
出典:ひろさん「自分を守る、『それは私の仕事じゃないので。』」
3.担当が曖昧な職場では、ミスも増えるのではないか
投稿者:しくらくさん/転職経験をもとに発信
誰が担当するのかはっきりしない仕事があると、確認漏れやミスが起きやすくなるという問題を取り上げています。
ただ「もっと責任感を持とう」と言うだけではなく、仕事の分担や仕組みを考える必要があるという視点です。
確かに、誰の仕事でもないという状態は、仕事そのものが抜け落ちる原因になるかもしれません。
出典:しくらくさん「『自分の仕事じゃない』がミスを誘発する」
4.病院の事務には「名前のない仕事」が増えていく
投稿者:白衣の外側さん/医療機関の事務職経験者
部署への確認、連絡、調整など、担当表には書かれていない仕事が少しずつ自分に集まってくる経験が紹介されています。
一つひとつは小さな仕事でも、積み重なるとかなりの負担になるのでしょう。
誰かが引き受けないと仕事が進まない。だからこそ、いつも同じ人に集中してしまうという問題が見えてきます。
5.仕事ができる人ほど、さらに仕事が増えていく
投稿者:渡部真人さん/キャリア関連の発信者
仕事が早く、正確で、頼みやすい人に業務が集中してしまうという問題を取り上げています。
「あの人なら任せられる」と思われること自体は、悪い評価ではありません。
ただ、それで仕事ばかり増えてしまうのなら、本人はどう感じるでしょうか。
出典:渡部真人さん「なぜ『仕事ができる人』に、仕事ばかり増えていくのか」
6.断れない原因は、責任範囲を広く考えすぎているから?
投稿者:藍沢色葉さん/経営コンサルタントとして発信
自分の仕事がなかなか終わらず、周囲の問題まで抱えてしまう経験から、どこまでが自分の責任なのかを考える内容です。
仕事を手伝うことと、他人の責任まで引き受けることは違う。
その線引きを考えるきっかけになります。
7.事務職として採用されたのに、別会社の業務を頼まれた
投稿者:Moriさん/データ入力を中心とする事務職
採用時に聞いていた仕事内容と、実際に頼まれた仕事が異なっていたという経験が書かれています。
これは単なる雑用の問題とは少し違います。
仕事の内容や担当範囲について、採用時の説明と実際の業務がどうなっているのか、確認したくなる話です。
出典:Moriさん「勤め先の仕事じゃない? 障がい者雇用の職場での実態」
8.家電量販店では、担当を分けすぎると困ることもある
投稿者:ジンさん/家電量販店での長年の現場経験を紹介
家電量販店で、担当の商品以外には関わらないという雰囲気が強くなると、誰かが休んだときに対応が難しくなるという意見です。
仕事の担当を明確にすることは大切です。
でも、担当の境界線を厳しくしすぎると、お客様への対応や職場の協力に支障が出る場合もあるのかもしれません。
出典:ジンさん「それ、私の仕事じゃありません! が増えた職場は、もう危ない。」
9.部下が仕事を断る理由を、まず聞いてみた管理職
投稿者:雪駄キックさん/管理職時代の経験を紹介
担当外の仕事を断る部下に対して、最初は冷たい印象を持っていたそうです。
しかし、話を聞いてみると、日頃の仕事が正当に評価されていないという不満があったことに気づいたとのこと。
仕事を断る言葉の裏側に、別の悩みが隠れている場合もあるのですね。
出典:雪駄キックさん「『それ私の仕事ではありません』という部下とご飯に行くことにした。」
10.事務職は何でも屋になってしまう?
投稿者:トワさん/事務職の業務負担をテーマに発信
備品の発注、来客対応、電話の取り次ぎ、他部署からの細かな確認。
こうした仕事が事務職に集まり、いつの間にか本来の業務以外の負担が増える問題を取り上げています。
「事務だからお願い」と一言で済まされる仕事も、積み重なれば簡単なことではありません。
11.頼まれて少しうれしい。でも本当は余裕がない
投稿者:紬さん/日常の気持ちを綴るnote投稿者
自分の仕事がまだ終わっていないのに、別の仕事を頼まれて引き受けてしまった場面が書かれています。
断りたい気持ちもある一方で、頼りにされたように感じて、少しうれしくもなる。
この複雑な気持ちは、わかる人もいるのではないでしょうか。
出典:紬さん「『お願いしてもいい?』に断れなくて、今日も自分の仕事が最後になった。」
12.断るのではなく、仕事の優先順位を確認する
投稿者:ミナトさん/仕事の考え方について発信
頼まれる仕事を何でも引き受けるのではなく、何を先に行うべきかを確認するという考え方が紹介されています。
これは僕も、かなり実用的だと感じました。
「やりません」と断る前に、「今の仕事とどちらが優先ですか?」と聞く。
それだけでも、話し合いの形が変わるかもしれません。
出典:ミナトさん「頼まれると断れず、どんどん仕事がたまる人へ」
13.断ることは、相手を拒絶することとは違う
投稿者:黒田晃充さん/人間関係や働き方について発信
頼まれたことを断れず、自分の予定が埋まってしまった経験をもとに、断り方について考えています。
相手そのものを否定するのではなく、自分の事情やできる範囲を伝える。
これも、仕事を円滑に進めるために考えておきたいことだと思います。
海外ではどう考えられている?Redditで見つけた17の声
続いて、海外の掲示板Redditです。
英語では「That’s not my job」という言葉が使われます。
日本語にすると「それは私の仕事ではない」という意味です。
ここで紹介する投稿は英語によるものが中心ですが、投稿者の国や地域は、確認できない限り「不明」として扱っています。
海外にも、仕事を断る人だけでなく、協力したい人、管理職として悩む人など、さまざまな立場の人がいました。
14.銀行員が、汚れたトイレの清掃を断った
投稿者:元銀行勤務者/国・地域は未確認
銀行で働いていたとき、汚物でひどく汚れたトイレを掃除するよう管理者から頼まれたという体験談です。
投稿者は、もともとその仕事をするために雇われたわけではないとして断りました。
投稿によると、その後は清掃業者が手配されたそうです。
単なる好き嫌いだけでなく、衛生面も考えなければならない事例です。
出典:Reddit「Is saying no at work just not a thing?」
15.メンタルヘルス関連の職場で、清掃業者をなくすと言われた
投稿者:メンタルヘルス関連サービスの従業員/国・地域は未確認
会社が費用削減のために清掃業者の利用をやめ、従業員にトイレを含むオフィス清掃を頼む方針だと知った投稿者。
もともとの仕事内容ではないことや、給与への不満もあり、納得できないという意見を投稿しています。
経費を削減する会社側と、負担が増える従業員側の問題が見えてきます。
出典:Reddit「Asked to clean office」
16.事務職で入社したのに、毎日トイレを掃除することに
投稿者:医療・福祉関連企業の事務アシスタント/国・地域は未確認
事務職として採用されたものの、職場の清掃業務を行うようになったという話です。
最初は時々なら仕方がないと思ったものの、毎日の仕事になっていく状況に不満を感じているようです。
一度手伝うことと、継続的な担当になることは違うのではないか。そんな疑問が浮かびます。
出典:Reddit「I started a new position as an office assistant, and they want me to clean the toilets.」
17.法律事務所で働き始めたら、清掃担当の代わりを頼まれた
投稿者:法律事務所の秘書/国・地域は未確認
入社して間もない法律事務所で、清掃担当者の休暇中に代わりを務めるよう頼まれたという投稿です。
自分の仕事だけでも忙しく、勤務時間を増やすことも求められているとして、どうするべきか悩んでいます。
一時的な応援でも、本人に余裕があるかどうかは別の問題ですね。
出典:Reddit「Would you clean? Red flags galore?」
18.使っていない休憩室なのに、掃除当番に入れられた
投稿者:オフィス勤務者/国・地域は未確認
共用の休憩室を利用していないのに、全員参加の清掃当番に入るよう求められたという投稿です。
自分が汚していない場所まで掃除するのは不公平ではないかと感じています。
一方で、会社全体の共用スペースだから全員で管理する、という考え方もありそうです。
どこまでを公平な分担と考えるか、意見が分かれそうな話です。
出典:Reddit「They’re expecting us to clean up after everyone」
19.退職直前に、オフィスを徹底的に掃除するよう頼まれた
投稿者:退職予定の従業員/国・地域は未確認
退職まで残りわずかなところで、自分のオフィスの家具や窓、床などを掃除するよう求められたという相談です。
簡単な片付けならわかるけれど、本格的な清掃まで行うべきなのかと悩んでいます。
片付けと清掃の境界線も、人によって考え方が違いそうです。
出典:Reddit「Today is my 2nd to last day at this job.」
20.自分の仕事を終えたのに、追加の仕事を聞くべきか迷う
投稿者:在宅勤務者/国・地域は未確認
与えられた仕事を終えたものの、上司に新しい仕事がないか聞くべきか迷っているという投稿です。
「自分の仕事は終わった」という気持ちと、何もしていないことへの罪悪感が両方あるようです。
仕事が早く終わったら、必ず別の仕事を探すべきなのか。
これも簡単には答えが出ません。
出典:Reddit「I feel bad for finishing my work…」
21.親切に手伝っていたら、以前の仕事まで戻ってこなくなった
投稿者:事務系の仕事を経験した人/国・地域は未確認
以前の職場で、自分の仕事が終わると同僚を手伝っていたという投稿者。
しかし、周囲からは時間に余裕がある人と思われるようになり、同僚が復帰した後も、引き受けた仕事が戻ってこなかったそうです。
親切心で始めたことが、いつの間にか当然になる。
今回のテーマを象徴するような体験談です。
出典:Reddit「Should I help my coworker?」
22.仕事を助けたのに、次々と責任が増える
投稿者:メーカーの部門横断型サポート業務の担当者/国・地域は未確認
人手不足の部署を手伝うため、注文入力の仕事を引き受けたという投稿です。
しかし、十分な研修を受けていないのに、注文後のさまざまな問題まで対応を期待される状況に悩んでいます。
作業を一つ覚えたからといって、その業務全体の責任を負えるとは限りません。
出典:Reddit「AITAH for telling my coworkers ‘that’s not my job?’」
23.誰にも頼まれていない仕事が、いつの間にか担当になった
投稿者:職場経験について問いかけたReddit利用者と回答者/国・地域は未確認
正式に任命されていないのに、いつの間にか自分の仕事になっていたものはないか、という話題です。
回答には、業務手順書を作ったことで、その後の管理まで担当するようになったという例が見られます。
困っている職場を改善した結果、改善した人の仕事が増える。
これは難しい問題ですね。
出典:Reddit「What is something at work that became your responsibility without anyone ever asking?」
24.IT担当だからといって、何でも頼まれても困る
投稿者:ITサポート経験者/国・地域は未確認
ITの仕事をしていると、本来のサポート範囲を超える質問や作業まで頼まれることがあるという話題です。
投稿やコメントには、Excelの相談を受けたり、机の解体やオフィスの片付けまで頼まれたりした経験が紹介されています。
パソコンが使える人なら、何でもわかると思われがちなのかもしれません。
出典:Reddit「I know it’s probably frowned upon…」
25.担当外の仕事を頼まれる建設材料の試験室管理者
投稿者:建設材料試験のラボ管理者/国・地域は未確認
試験室の設備管理など、自分の専門分野の仕事には対応できる一方で、建物全体の設備に関する連絡や他部署の仕事まで頼まれることがあると書かれています。
「管理者だから何でもできる」というわけではありません。
担当範囲だけでなく、専門知識の違いも重要になりそうです。
出典:Reddit「What are somethings that are not your job.」
26.本来の仕事すら拒否されると、同僚も困る
投稿者:オフィス勤務者/国・地域は未確認
同僚に業務をお願いしても、担当ではないと断られてしまうという相談です。
投稿者は、本人の役割に含まれるはずの仕事まで拒否されることで、自分の仕事にも影響が出ると悩んでいます。
断る自由の話だけではなく、本来の役割を果たしているかという問題もあります。
出典:Reddit「How do you handle a coworker who says ‘not my job’…」
27.管理職だって、必要なら皿洗いや掃除をするべきでは?
投稿者:接客・宿泊業界で長年働く管理職/国・地域は未確認
管理職が現場の清掃や日常業務に協力しないことに疑問を投げかけています。
役職が上だからといって、現場の仕事と無関係になるわけではない。
これは、助け合いを大切にする側からの意見です。
出典:Reddit「We’re not above our team」
28.部下を手伝う管理職もいる
投稿者:木材関連企業の管理職/国・地域は未確認
自分が現場の仕事を経験した後、管理職になってから、部下の仕事の大変さに気づいたという投稿です。
管理職だから担当外の仕事をしないのではなく、必要なら部下を手伝うようにしているとのこと。
会社の役職によって仕事が分かれていても、協力する方法はあるという考え方です。
出典:Reddit「I’m a Manager, hear me out.」
29.上司が「それは自分の仕事じゃない」と言った
投稿者:設備を使う職場の従業員/国・地域は未確認
ゴミがあふれていることや設備の問題について相談したとき、上司から担当外だという趣旨の返答を受けたという投稿です。
コメントには、別の担当部署との役割分担があるのかもしれないという見方もありました。
すぐに手を出すことが正しい場合もあれば、正式な担当者に対応してもらう必要がある場合もあるのでしょう。
出典:Reddit「Actually heard my boss say ‘thats not my job!’」
30.休む人の代わりを探すのは、誰の仕事?
投稿者:小規模な職場の新入従業員/国・地域は未確認
病気で仕事を休むと伝えたところ、自分で代わりの人を探すよう求められ、不満を感じたという投稿です。
職場を助けたいという気持ちがあっても、病気のときには難しいこともあります。
従業員と管理者の役割を考えるきっかけになる話です。
30の声を読んで見えてきた、5つの考え方
ここまで紹介したのは、あくまで個人の経験や考え方です。
それでも、意見を整理すると、いくつかの共通した論点が見えてきました。
1.善意で手伝うことと、担当になることは違う
一度手伝っただけなのに、次から当たり前のように頼まれる。
この問題を感じている人がいました。
手伝うこと自体は悪いことではありません。
ただ、継続して担当するなら、誰が責任を持つのか確認しておいた方がよさそうです。
2.仕事を断る人にも、事情があるかもしれない
仕事を断る人を見ると、冷たいと感じる場合があります。
でも、本人がすでに多くの仕事を抱えていたり、家庭の事情や健康面の問題があったりすることも考えられます。
見えている部分だけでは、判断できないこともあるのですね。
3.何でも断られると、周囲も困る
一方で、担当外だという言葉だけで何でも断られると、仕事が進まなくなることもあります。
自分の仕事を守ることと、職場全体への協力をどう両立するか。
ここには簡単な答えがありません。
4.仕事ができる人に負担が集中することもある
仕事が早い人、相談しやすい人、断らない人。
こうした人に仕事が集中すると、不公平に感じることがあります。
努力して早く終わらせたのに、次々に仕事が増えていく。
それでは、仕事が早いことが必ずしもうれしくなくなってしまいます。
5.本人の気持ちだけで解決できない問題もある
担当が曖昧なこと、人員が足りないこと、仕事の配分が偏っていること。
これらは、個人が前向きになるだけで解決できるとは限りません。
管理者や職場全体で考える必要がある問題もあります。
日本と海外では、仕事への考え方が違うのか?
海外では担当外の仕事を断る人が多い、日本では助け合いが重視される。
そんなイメージを持つ人もいるかもしれません。
ただ、今回調べた個人投稿だけで、そのように結論づけることはできません。
日本にも、はっきり断る人がいます。
海外にも、部下や同僚を積極的に手伝う人がいます。
国の違いだけでなく、職場の文化、仕事内容、管理者の考え方、一人ひとりの性格によっても対応は変わるのだと思います。
今回の資料からわかるのは、働く人たちの考え方は一つではない、ということです。
そもそも「担当外の仕事」は断っていいのか?
ここは気になる人も多いと思います。
ただし、担当外だと感じる仕事を、すべて自由に断れるとは限りません。
日本では、採用時などに業務内容や、その変更の範囲を明示するルールがあります。
厚生労働省も、2024年4月から労働条件の明示事項に、従事すべき業務の変更の範囲などが追加されたことを案内しています。
そのため、実際の仕事が契約上どう扱われるのかは、労働条件通知書、雇用契約、就業規則、業務命令の内容などによって異なります。
「採用された職種と違うから絶対に断れる」「上司の指示なら何でもやらなければならない」と単純に決めることはできません。
参考:厚生労働省「採用時には、どのような労働条件をどの程度明示しなければならないのですか?」
仕事内容について疑問がある場合は、まず契約内容や職場での担当分担を確認し、必要なら上司や労務担当者に相談することが大切だと思います。
では職場でどうする?「自分の仕事じゃない」と思ったときの返答例
ここまで、さまざまな人の考え方を紹介しました。
でも、読んでいる方の中には、こう思う人もいるでしょう。
「いや、実際に仕事を押し付けられたら、どう言えばいいの?」
そこで、僕自身も参考にしたい返答例を整理してみました。
これは特定の職場で必ず成功する言い方ではなく、状況に合わせて使えるように考えた例です。
ケース1.手伝う余裕があるとき
返答例:「今の仕事が終わってからなら、お手伝いできますよ」
完全に断る必要がない場合は、自分の仕事を優先したうえで協力する方法もあります。
ケース2.自分の仕事で手いっぱいのとき
返答例:「今こちらの仕事を進めています。どちらを優先したらいいですか?」
ただ忙しいと言うだけでなく、仕事の優先順位を確認する言い方です。
特に複数の仕事を上司から頼まれた場合は、どちらを先にするべきか相談しやすくなります。
ケース3.一度手伝った仕事を何度も頼まれるとき
返答例:「今後も僕が担当する仕事なのか、一度確認させてください」
最初は一時的な応援だったはずなのに、気づけば自分の担当になっている。
そんなときは、仕事を受けるか断るかだけでなく、今後の分担を確認することも大切です。
ケース4.担当者が別にいると思うとき
返答例:「この件は○○さんの担当だと認識していました。確認してから進めてもいいですか?」
いきなり相手を否定するのではなく、担当についての認識を合わせる方法です。
ケース5.自分には専門知識がないとき
返答例:「その作業は経験がないので、担当できる方に確認してもらえますか?」
仕事を断る理由が、単に面倒だからではなく、知識や経験がないからという場合もあります。
わからないことを無理に引き受ける必要があるのか、慎重に考えたいところです。
ケース6.危険な作業を頼まれたとき
返答例:「安全上、自分の判断ではできないので、責任者に確認します」
ここは、工場で働いている僕としても特に大切にしたい部分です。
危険な作業や資格・教育が必要な作業を、頼まれたからというだけで安易に行うべきではありません。
もちろん、異常や危険を発見した場合には、担当外だからといって放置せず、職場のルールに従って安全確保や報告をする必要があります。
助け合うことと、安全を無視して作業することは別の話です。
ケース7.新人に仕事を教えるよう頼まれたとき
返答例:「教えることはできますが、自分の作業時間も必要なので、教育の時間を相談させてください」
新人教育は、簡単そうに見えて大変な仕事だと思います。
自分の仕事をしながら、相手の理解度も確認し、わからないことがあれば説明する。
十分な時間や準備がないまま任されると、教える側も教わる側も困ってしまいます。
ここからは、工場で働く僕自身の感想です
ここまで、日本と海外のさまざまな意見を紹介してきました。
ここからは、僕自身が感じたことを書いてみます。
専門家としての意見ではありません。
工場で働き、家族と暮らしている、一人の人間としての感想です。
職場の備品補充の話を読んで、我が家のことを思い出した
職場では、誰も備品を補充しないから、いつも同じ人が補充しているという話があります。
これを読んで、僕はふと家庭のことを思い浮かべました。
我が家でも、似たようなことがよくあるんです。
例えば、お風呂場。
子どもたちがよく言うんです。
「シャンプーがない!」
「ボディソープがない!」
でも、誰も詰め替えていない。
結局、僕か妻が補充することになります。
ティッシュペーパーもそうです。
使おうと思って箱を見ると、中身がない。
箱だけ残っている。
「いや、中身ないじゃん!」
なんてこともあります。
そして、冷蔵庫のペットボトル。
我が家では大きなペットボトルの飲み物を冷蔵庫に入れているのですが、飲もうと思ったら、ほとんど空っぽ。
あと1〜2ミリくらいしか残っていないのに、そのまま冷蔵庫に戻されていることもあるんです。
「いや、これもう空っぽと同じじゃない?」
そう思ってしまいます。
でも、今回の記事を作りながら考えました。
僕自身だって、いつも積極的に補充しているとは限りません。
誰かがやってくれると思っていることもあるでしょう。
職場で「誰もやらない」と感じる問題は、実は家庭にもあるのかもしれません。
だから、まずは自分から。
シャンプーが少なくなっていたら詰め替える。
ティッシュがなくなったら新しい箱を出す。
飲み物がなくなりそうなら補充する。
そんな小さなことから、僕自身が積極的にやっていこうと思いました。
もちろん、家事の負担がいつも同じ人に集中していいという意味ではありません。
ただ、誰かがやるのを待つだけではなく、まず自分も動いてみたいと思ったんです。
タイピングが速いだけで、パソコンが得意だと思われることもある
仕事が早い人ほど、追加の仕事が増えるという話にも考えさせられました。
例えば、パソコンのタイピングが速い人。
それだけで、パソコン全般が得意だと思われることもあるのではないでしょうか。
でも、タイピングが速いことと、パソコンのあらゆる仕事ができることは別ですよね。
一つ得意なことがあるからといって、何でもできるわけではありません。
頼りにされることはありがたい。
でも、何でも頼まれてしまうのは大変だろうなと思います。
善意でトイレ掃除をしたら担当になった?それは嫌だなあ
最初は良かれと思って手伝っていたのに、いつの間にか自分の担当になる。
これは、僕だったら正直「マジかよ」と思います。
清掃の仕事として採用されたのなら、もちろん話はわかります。
でも、例えば営業職として働いていて、たまたま手伝ったトイレ掃除が、次から当たり前のように自分の担当になったらどうでしょう。
「なんで俺なんだろう?」
そう思ってしまいそうです。
ただ、職場には誰かがやらなければならない仕事もあります。
だからこそ、誰が担当するのかを最初から話し合っておくことが大切なのかもしれません。
新しい仕事を覚えられると思えたら、本当はいいんだけど
今回、さまざまな意見を調べる中で、担当外の仕事を自分の成長につながる機会だと考える見方にも触れました。
これは、すごく前向きだと思います。
本当は僕も、こうありたいんです。
知らなかったことを知ることができる。
今までできなかった仕事ができるようになる。
自分の経験値が増える。
こう考えられたら、仕事を頼まれたときの気持ちも変わるかもしれません。
でも、現実にはなかなか難しいです。
自分の仕事がまだ終わっていないのに、新しい仕事を頼まれたら、僕も負担に感じると思います。
「なんで俺がやらないといけないんだろう」
そう考えてしまうこともあるでしょう。
新人に仕事を教えるのも、簡単なことではない
新人教育についても考えました。
自分の仕事をしながら、新しく入ってきた人に仕事を教える。
これって、結構大変だと思うんです。
マニュアルがしっかりあれば、まだ説明しやすい部分もあるでしょう。
でも、実際の仕事はマニュアルだけでは対応できないこともあります。
特に人を相手にする仕事では、相手によって説明の仕方を変えなければならない場合もあると思います。
言わなければ伝わらない。
でも、言い方には気を使う。
教える側にも教わる側にも、それぞれ大変なことがあるのでしょう。
僕は、つい損か得かで考えてしまう
今回、いろいろな意見を読んで、自分自身についても考えました。
僕は、そこまで精神的に立派な人間ではありません。
それは自分でも十分わかっています。
担当外の仕事を頼まれたら、つい損か得かで考えてしまうところがあります。
「これを引き受けたら、自分の仕事が増えるだけじゃないか」
「早く終わらせたのに、また仕事が増えるのか」
そんなふうに、少し後ろ向きに受け取ってしまうこともあるんです。
でも、同じ仕事を頼まれても、もっと前向きに考える人もいるのかもしれません。
「頼りにされているんだな」
「自分にできると思ってくれているんだな」
「新しい経験ができるな」
同じ言葉をかけられても、受け取り方一つで、気持ちや行動が変わることもありそうです。
もし福山雅治さんだったら、どう対応するだろう?
では、実際に職場で担当外の仕事を頼まれたら、僕はどうするべきなのか。
ここで一つ、思いついたことがあります。
「もし、自分が憧れている人だったら、どう対応するだろう?」
例えば、福山雅治さん。
僕は以前から、福山さんのテレビやラジオをよく見たり聞いたりしてきました。
もちろん、福山さんが実際に職場でどんな対応をするのかはわかりません。
これは、あくまでも僕が見聞きしてきた福山さんのイメージを借りた、頭の中のシミュレーションです。
仕事を頼まれた瞬間に、心の中で「なんで俺が?」と思ったとします。
でも、そのまま顔に出したり、嫌な言い方をしたりする前に、ちょっと考えてみる。
「自分が思い描く福山雅治さんだったら、どう返事をするだろう?」
「まず相手の話を聞くんじゃないかな?」
「引き受けられないとしても、うまく説明するんじゃないかな?」
そんなふうに想像するんです。
別に、何でも笑顔で引き受ける必要はありません。
できないことは、できないと言ってもいい。
忙しいなら、忙しいと伝えてもいい。
でも、相手への伝え方や態度は、自分で選べると思います。
いつもの自分なら、少し嫌な顔をしてしまうところでも、一度考えてみる。
それだけで、少し落ち着いて対応できるかもしれません。
僕は、こういう小さなことの積み重ねが、少し大人になることにつながるのではないかと思いました。
他人を変えることは難しい。でも、自分なら少し変えられるかもしれない
僕が日頃から思っていることがあります。
他人を自分の思いどおりに変えることは難しい。でも、自分の考え方や行動なら変えられるかもしれない。
今回の「自分の仕事じゃない」という問題でも、そう思いました。
誰かが仕事を断る。
誰かが雑用をしない。
誰かにばかり仕事が集まる。
そういった状況に対して、不満を感じることはあるでしょう。
僕だって、きっと感じます。
でも、そこで自分まで嫌な態度を取るのか。
相手の事情を少し聞いてみるのか。
仕事の分担を相談してみるのか。
新しく覚えられる仕事だと考えてみるのか。
選べる行動はいくつかあると思います。
もちろん、前向きに考えることと、理不尽な仕事をすべて引き受けることは違います。
一人に負担が集中しているなら、仕事の分担を見直す必要があります。
危険な作業なら、安全を優先しなければなりません。
自分一人では解決できない問題なら、管理者や職場全体で考えることも必要です。
それでも、自分にできることはあるのかもしれません。
今回、いろいろな人の意見を調べてみて、僕自身も少し成長したいと思いました。
まとめ|「自分の仕事じゃない」と思った後が大切なのかもしれない
今回、日本と海外のさまざまな投稿を読んで、僕が感じたことをまとめます。
- 担当外の仕事を頼まれて、不満を感じる人がいる。
- 善意で手伝った仕事が、いつの間にか自分の担当になる場合がある。
- 一方で、何でも断られると困る同僚や管理者もいる。
- 助け合いを大切にし、自分から行動する人もいる。
- 仕事の分担や責任が曖昧な場合は、職場全体で考える必要がある。
- 断る場合も、相手への伝え方を工夫できるかもしれない。
僕自身、これからも「なんで俺が?」と思うことはあるでしょう。
急に何でも前向きに考えられる人間になれるとは思っていません。
でも、そんなときに少しだけ考えてみたいです。
「自分が理想とする人だったら、どう対応するだろう?」
そして家庭では、シャンプーやティッシュ、ペットボトルの補充といった小さなことから、自分で気づいて動くことを増やしたいと思っています。
「これ、俺の仕事じゃないのに」
そう思うこと自体が悪いとは思いません。
大切なのは、その後に自分がどう対応するか。
今回の記事が、僕自身にとっても、働き方や人との接し方を少し見直すきっかけになりました。
皆さんなら、自分の担当ではない仕事を頼まれたとき、どうしますか?
引き受けますか? 断りますか? それとも、まず相談しますか?
人によって、いろいろな答えがあると思います。


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