キャラクターの名前を決める作業は、もっと軽いものだと思っていました。
思いついたものを並べて、響きがよければ決まり。
最初はそのくらいの感覚でした。
でも実際にやってみると、そう簡単ではありませんでした。
今回、最終的に決めた名前は、
白石秋乃(しらいし あきの)
黒川春乃(くろかわ はるの)
です。
ここにたどり着くまでに、思っていたよりかなり迷いました。
名前を付けるだけなのに、なぜここまで迷ったのか。
たぶん、僕の中で名前はただの記号ではなかったからだと思います。
そのキャラの空気。
立ち位置。
見た目。
会話した時の印象。
そういうものまで、名前に引っぱられる感じがありました。
だから今回は、ただ思いついた名前を採用するのではなく、ちゃんと比べて、引っかかるところを見て、最後に納得できるところまで持っていくことにしました。
最初に考えていたのは、対になる名前です。
白と黒。
春と秋。
明るい側と落ち着いた側。
そういう、見た瞬間に少しだけ対になっていると分かる名前にしたいと思っていました。
しかも、ただ対照的ならいいわけではなくて、
日本人の名字として自然であること。
読みやすいこと。
少しだけ歴史や重みがあること。
有名な作品やキャラと強くかぶらないこと。
このあたりもかなり気にしていました。
だから、名前決めというより確認作業に近かったです。
本当に使って大丈夫か。
あとから自分が引っかからないか。
そういうことを何回も見ていました。
途中までは、「白山」もかなり有力候補でした。
白山と黒川なら、
白と黒で対比がある。
山と川で地形の対比もある。
名前としての印象も強い。
かなりいいと思っていました。
しかも「しろやま」と読めば、初見でも比較的そのまま読める。
そこも魅力でした。
正直、名前としての強さだけで見れば、白山はかなり良かったです。
ただ、調べていく中で「白山あき」さんという小説家がいらっしゃることが分かりました。
もちろん、完全一致ではありません。
白山秋乃とは別です。
でも、一度それを知ってしまうと、自分の中で少しだけ引っかかりが残りました。
こういうのは、人によっては気にしないと思います。
実際、そこまで強いかぶりではないと思います。
それでも、僕がこの先ずっと使っていく名前だと思うと、少しでも引っかかるものは残したくありませんでした。
その結果、「白山」はかなり魅力的だったけれど、今回は見送ることにしました。
最終的に残ったのが、「白石」と「黒川」でした。
最初は、山と川ほど分かりやすい対ではないかもしれないと思っていました。
でも見ていくうちに、これはこれでかなり納得できると感じました。
まず、白石と黒川には、白と黒の対比があります。
さらに、石と川で質感の差もあります。
石は、固くて、静かで、そこにある感じがします。
川は、流れていて、動いていて、変化していく感じがあります。
つまりこの名字には、
白 × 黒
石 × 川
という二段の対比があります。
しかも、これは記号っぽすぎません。
日本人の名字として自然なまま、ちゃんと差が出ています。
ここがかなりよかったです。
派手ではない。
でも、ちゃんと対になっている。
このくらいの距離感のほうが、僕にはしっくりきました。
名前のほうは、最終的に「秋乃」と「春乃」でまとまりました。
秋乃と春乃は、
秋と春で季節の対比がある。
どちらも「乃」でそろっている。
キャラクター名として自然。
並べた時にやわらかい統一感が出る。
このあたりがかなりよかったです。
さらに、設定とも相性がよかったです。
白石秋乃は赤髪側なので、秋という名前の印象とも結びつきやすいです。
黒川春乃は黒髪側で、少しシャープ寄りだけど、春乃という名前によってやわらかさも残せる。
このバランスがちょうどよく感じました。
今回の2人には、名前以外の設定も少しずつ固まり始めています。
白石秋乃は、
赤髪。
統合されて来た側。
明るめ。
少しお調子者。
先に動くタイプ。
一方、黒川春乃は、
黒髪。
重工業寄りの現場側。
シャープ寄り。
ツッコミ役。
重工業の現場文化を知っている側。
という感じです。
この設定に名前を重ねた時、かなりしっくりきました。
白石秋乃は、少しやわらかくて、動きがあって、明るさがある。
黒川春乃は、落ち着いていて、締まりがあって、でも冷たすぎない。
見た目、立ち位置、会話の役割と、名前の印象がちゃんとつながりました。
名前を決める時、どうしても「もっと強い名前があるのでは」と考えてしまいます。
実際、白山のほうが印象としては強かったと思います。
対比も分かりやすかったです。
でも今回は、強さよりも、納得して長く使えるかを優先しました。
読みやすいこと。
被りが薄いこと。
不自然ではないこと。
対比もあること。
設定とも合うこと。
そして、自分の中に引っかかりが少ないこと。
この条件を全部見た時に、いちばんバランスがよかったのが、
白石秋乃 × 黒川春乃
でした。
名前を決める作業は、もっと軽いものだと思っていました。
でも実際には、
自分が何に惹かれるのか。
何が気になるのか。
どこまでなら納得できるのか。
そういうものまで、かなり出る作業でした。
今回の名前は、派手さだけで決めたものではありません。
ちゃんと迷って、
比べて、
引っかかりも見たうえで、
最後に納得して決めた名前です。
だから今は、これでよかったと思っています。
白石秋乃。
黒川春乃。
この2人で、進めていきます。
当初はLINEスタンプ作ろうだったのに、色々脱線しまくりです。
が
ま、いっか。



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