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ポケモンバンク終了までに46本を確認する|2027年までに「デジタル遺産」をHOMEへ救出

実体験・レビュー

昔のポケモンは、ただのゲームデータではない。

初めて選んだ御三家、初めて殿堂入りしたメンバー、映画館やイベントでもらった特別な個体。人によっては10年、20年と世代を越えて残してきた「デジタル遺産」だ。

しかし『ポケモンバンク』は2027年2月26日(金)12時にサービスを終了する。同時に『Pokémon HOME』への引っ越し機能も終わる。移さなかったポケモンが消えるわけではないが、DS・3DS以前の世界から現行世代へ連れてくる公式ルートは、原則として閉じる。

終了の発表を受けて、我が家に残っているポケモンソフトを数えてみた。確認できただけでDS・3DSのカートリッジが46本。さらに3台の3DSには、ポケモンバンク・ポケムーバー・ポケモンARサーチャー・VC版ポケットモンスターなど、延べ34個のダウンロード資産が残っていた。自分でも「こんなにあったのか」と思う量だ。

何度も遊んだソフトもあれば、ほとんど手つかずのソフトもある。どのソフトに、どんなポケモンが残っているのかも、まだ完全には把握できていない。

さらに、妻が当時遊んでいた『ポケットモンスター ハートゴールド』も見つかった。空のソフトではなく、妻が実際に遊んでいたセーブデータが残る、いわゆる「ガチデータ」だ。レアなポケモンがいるかどうかだけでなく、当時の主人公名、プレイ時間、旅をしたメンバー、ボックス内のポケモンなど、妻が遊んだ記録そのものに価値がある。

そこで、バンクが終了するまでに46本の中身を確認し、昔の自分や家族が残したポケモンという「デジタル遺産」を『Pokémon HOME』へ移すことにした。この記事では、終了日時、我が家に残っているソフト、世代別の輸送ルート、優先して救出するポケモン、今後の作業計画をまとめる。


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ポケモンバンクは2027年2月26日12時に終了

項目内容
サービス終了日時2027年2月26日(金)12時
同時に終了する機能Pokémon HOMEへの引っ越し機能
ポケモンバンク利用料現在は無料
HOME側の条件プレミアムプラン加入が必要(Nintendo Switch Online加入は不要)

注意点は次のとおり。

  • HOMEへ移したポケモンはバンクや3DS作品へ戻せない(一方通行)
  • バンク・ポケムーバーはすでに新規ダウンロードが終了している。過去にダウンロードしていない3DSには、今から新しく導入できない
  • ポケマイルポイントはHOMEへ引き継げない
  • ポケモンに持たせていた道具は一緒に移せない

我が家では、確認した3台の3DSすべてにバンクとポケムーバーが残っていたので、サービス終了までは引き続き利用できる。ただ、終了直前に本体やSDカードの故障、通信エラーが起きる可能性もあるので、我が家では2027年1月31日を自主的な輸送完了期限に設定する。


我が家に残っていたソフトとダウンロード資産

パッケージソフト:46本(輸送対象は45本)

世代ソフト名本数
第4世代ダイヤモンド2本1個
第4世代プラチナ2本なし
第4世代ハートゴールド1本未確認
第4世代ソウルシルバー1本なし
第5世代ブラック3本2個
第5世代ブラック24本1個
第5世代ホワイト22本なし
第6世代X2本2個
第6世代Y4本1個
第6世代オメガルビー1本1個
第6世代アルファサファイア1本なし
第7世代サン9本4個
第7世代ムーン8本未確認
第7世代ウルトラサン3本3個
第7世代ウルトラムーン2本3個
番外不思議のダンジョン 闇の探検隊1本なし

※『不思議のダンジョン 闇の探検隊』は本編へポケモンを輸送できないため、輸送対象は45本。ムーンとハートゴールドは箱数が未確認。ウルトラムーンはソフトより箱が1個多い(理由不明)。

第7世代のソフトだけで22本あり、45本の約半分を占める。サン・ムーン系のセーブデータ確認に、最も時間がかかりそうだ。

3台の3DSに残るダウンロード資産:延べ34個

ダウンロード資産パパ(新メイン)パパ(旧メイン)ママ(旧メイン)
VC 赤
VC 緑
VC 青
VC 金
VC 銀
VC クリスタル
VC ピカチュウ
ポケモンカードGB
ポケモンバンク
ポケムーバー
ポケモンARサーチャー
サン・ムーン特別体験版
名探偵ピカチュウ体験版
みんなのポケモンスクランブル
ポケとる
ポケモンピクロス
ポケモン全国図鑑Pro
合計13個10個11個

特に重要なのは、現在では新規ダウンロードできないソフト(バンク・ムーバー・ARサーチャー・VC版・サンムーン特別体験版)が3台すべてに残っていること。昔ダウンロードして、そのまま残っていたソフト自体がデジタル資産になっている。


世代別のPokémon HOMEまでの輸送ルート

ソフトの世代によって、HOMEまでの輸送方法が異なる。

VC版の赤・緑・青・ピカチュウ・金・銀・クリスタル

VC版ポケットモンスター → ポケムーバー → ポケモンバンク → Pokémon HOME

昔のゲームボーイ用カートリッジから直接HOMEへ送ることはできない。今回の対象は、3DSにダウンロードしてあるバーチャルコンソール版。

ダイヤモンド・プラチナ・ハートゴールド・ソウルシルバー

ダイヤモンド・プラチナ・ハートゴールド・ソウルシルバー → ポケシフター(DS本体2台必要) → ブラック・ブラック2・ホワイト2 → ポケムーバー → ポケモンバンク → Pokémon HOME

一度第5世代へ送ったポケモンを第4世代へ戻すことはできない。過去作のリボンやイベントを残している場合は、先に済ませてから輸送する必要がある。

妻のハートゴールドは最優先で確認する

今回見つかったハートゴールドは、単にARサーチャーと連動させるためのソフトではない。妻が当時実際に遊んでいたセーブデータが残っている。そのため、ARサーチャーで使う前に、まず中身を確認する。

確認したい項目:

  • 主人公名/プレイ時間/バッジ数/殿堂入りの有無
  • 手持ちのポケモン/旅パーティ/ボックス内のポケモン
  • 色違い/配布ポケモン/伝説・幻のポケモン
  • ニックネーム付き/ポケウォーカー産/昔の交換個体/リボン持ち

レアな個体がいなくても、妻が当時遊んでいた旅パーティや親名が残るポケモンは、それだけで家族のデジタル遺産だ。中身を確認する前に、セーブデータを消したり最初から遊び直したりはしない。

ブラック・ブラック2・ホワイト2

ブラック・ブラック2・ホワイト2 → ポケムーバー → ポケモンバンク → Pokémon HOME

ポケムーバーは第5世代ソフトの「ボックス1」に入っているポケモンを使う。輸送前にボックス1の中身を確認しておく。

X・Y・オメガルビー・アルファサファイア

X・Y・オメガルビー・アルファサファイア → ポケモンバンク → Pokémon HOME

第6世代はバンクへ直接預けられる。ただし一度第7世代へ引き出すと、第6世代へ戻せなくなることがある。

サン・ムーン・ウルトラサン・ウルトラムーン

サン・ムーン・ウルトラサン・ウルトラムーン → ポケモンバンク → Pokémon HOME

我が家には第7世代のソフトだけで22本(サン9・ムーン8・ウルトラサン3・ウルトラムーン2)ある。輸送対象45本のうち約半分がここに集中している。


最優先で救出するポケモン

すべてのポケモンを同じ優先順位で確認すると作業が終わらない。我が家では次の順番で確認する。

1. ポケモンバンク内のポケモン 最初に3台のバンクを起動する。すでにバンクへ預けているポケモンは、カートリッジ内より先に確認する。バンク内に残したままサービスが終了すると、その後は利用できなくなるため。

2. 家族の思い出が残るポケモン(強さや現在の入手難易度に関係なく優先)

  • 自分や妻が昔使っていた旅パーティ/初めて選んだ御三家/初めて殿堂入りしたメンバー
  • 初めてレベル100にしたポケモン/ニックネーム付き/家族の名前が親名になっている個体
  • 昔の友達から交換してもらったポケモン/大会や対戦で使ったポケモン
  • 子どもと一緒に遊んだポケモン/妻のハートゴールドに残るポケモン

同じ種類を現行作品で捕まえ直すことはできるが、当時の親名・ID・出会った日・ニックネームが残る個体は再現できない。

3. 配布・イベントポケモン 映画館やポケモンセンターでもらった個体、Wi-Fi配布、シリアルコード配布、特別な親名やIDを持つ個体、プレシャスボール入り、クラシックリボン持ち、幻のポケモンなど。現在の作品で同じ種類を入手できても、配布時の親名・ID・ボール・リボンまでは同じにならない。

4. 色違いポケモン 45本のボックス内を確認するとき、色違いを見落とさないようにする。何年も起動していないソフトもあるため、昔捕まえた色違いを忘れている可能性がある。

5. その世代の出身を示す個体 VC版のポケモンにはゲームボーイ時代の作品から来たことを示す出身マークが付く。どの作品で出会ったのか、どの世代から連れてきたのか、どのボールに入っているのか、誰が親なのか──この「どこから来たポケモンなのか」という履歴も、デジタル遺産の一部だと考えている。


ポケモンバンク終了前に確保を検討しているポケモン

既存のセーブデータを確認したあと、時間に余裕があれば新たな限定個体も回収する。

ポケモン・種類確認する理由
パッチールBDSP・GO産をHOMEへ移せず、バンク経由が重要
VCクリスタルのセレビィゲーム内イベントで正規入手できる
サトシゲッコウガサン・ムーン特別体験版から製品版へ送れる
色違いタイプ:ヌルサン・ムーン・USUMで厳選できる
色違いベベノム/ウルトラビーストUSUMで厳選・入手を狙える
デオキシスORASのエピソードデルタで入手できる
マギアナサン・ムーン・USUMのQRコードで入手できる
サトシの帽子ピカチュウ第7世代の特別な入手個体
VC版出身・過去作配布のポケモン出身世代/親名・ID・ボール・リボンなど固有の履歴が残る
妻のハートゴールド出身のポケモン妻が当時遊んだ履歴そのものが残る

「バンク終了後は永久に入手不可能」とまでは断定できない。今後の新作やイベント配布、HOMEの更新で入手方法が追加される可能性はある。この記事では2026年8月時点の状況として、バンク経由での確保が重要な個体を扱う。


3台共通で残っている特殊ソフトの回収

ポケモンARサーチャー

3台すべてに入っているが、やり込んで貴重なポケモンを集めていたわけではない。ダウンロードしたまま、ほぼ手つかずで長年残っていた。現在は新規ダウンロードできないため、ソフトが残っていること自体が貴重だが、3DSに入っているだけでは未来へ残せない。バンク終了までに実際にプレイし、捕まえたポケモンをHOMEまで輸送する必要がある。

「ゆめだま」を集めることで物語が進む。

目標必要なゆめだまの目安
トルネロス累計400個
ボルトロス累計1,500個
ランドロス・クリア累計3,000個
過去作連動の伝説ARサーチャークリア後

攻略では「サーチUP」を優先し、出現するゆめぐもの最大数を増やすと進めやすい。捕まえられる代表的なポケモンはトルネロス・ボルトロス・ランドロス・リオル・ラルトス・トゲピー・ポリゴン・ミカルゲ・ロトム・チルット・ムンナ・ダンバル・ヤドン・ホーホーなど(一部を除き隠れ特性を持つ)。

ARサーチャークリア後、対応するDSソフトを3DSへ挿すと歴代の伝説が出現する。

3DSへ挿すソフト出現するポケモン
ダイヤモンドディアルガ
パールパルキア
プラチナギラティナ
ハートゴールドホウオウ
ソウルシルバールギア

現在所有しているソフトだけで、ディアルガ・ギラティナ・ホウオウ・ルギアの4種類を狙える。パールは在庫にないためパルキアだけは今の手持ちでは回収できないが、記事のためだけに購入する必要まではないと考えている。ハートゴールドが見つかったことで、ARサーチャー連動のホウオウも回収候補に加わった。ただし使用する前に、妻のセーブデータとボックス内のポケモンを確認する。

輸送ルート: ポケモンARサーチャー →(同じ3DSでブラック2かホワイト2を起動し「イッシュリンク」→「ニンテンドー3DSリンク」で受け取り)→ ポケムーバー → ポケモンバンク → Pokémon HOME

我が家にはブラック2が4本、ホワイト2が2本あるので受け取り先の選択肢は十分ある。ただし同じ伝説を受け取れる回数はARサーチャー側とBW2側の受取履歴が関係するため、3台あるからといって無条件で3セット確保できるとは限らない。各本体の進行状況とBW2ソフトの受取履歴を確認してから回収数を決める。

サン・ムーン特別体験版

3台すべてに入っており、サトシゲッコウガを製品版のサン・ムーンへ送れる。サンが9本、ムーンが8本あるので受け取り先は十分ある。ただし体験版を持っているだけで自動的に送られるわけではないので、次を確認する。

  • 体験版をどこまで進めているか/サトシゲッコウガを受け取っているか
  • 製品版へ送ったことがあるか/送った先に残っていないか
  • すでにバンクやHOMEへ移していないか

3台分の体験版があるため、受取状況によっては複数のサトシゲッコウガを救出できる可能性がある。

VC版クリスタル

3台すべてに入っており、ゲーム内イベントでセレビィを入手できる。色違いになる可能性もあるため、色違いセレビィを正規の方法で厳選できる。ただし3台すべてで厳選を始めると非常に時間がかかるので、現実的には次の順で進める。

  1. 3台のセーブ状況を確認する
  2. すでにセレビィを入手していないか確認する
  3. 通常色でも最低1匹を確保する
  4. 時間に余裕があれば色違いを厳選する
  5. 3台すべてで厳選するかは進行状況を見て判断する

すべてを完璧にやろうとすると、既存の大切なポケモンの輸送が後回しになる。まずは、すでに存在するデジタル遺産の救出を優先する。


確認・輸送の進め方

45本で確認する項目

最初から個体値・性格・技・リボンまで詳しく調べると作業が終わらない。最初の確認では、各ソフトにつき次を記録する。

  • 基本情報:ソフト名/管理番号/所有者/主人公名/親名/プレイ時間/バッジ数/殿堂入りの有無/ストーリー進行度/手持ち/ボックス内のおおよその匹数
  • 重要なポケモン:色違い/幻/伝説/配布/プレシャスボール入り/特別な親名/リボン持ち/レベル100/ニックネーム付き/思い出の旅パ/交換でもらった個体/ふしぎなカード/未受取の配布/家族の親名が付いた個体

確認後の分類

分類内容
A:最優先配布・色違い・家族の思い出が残る個体がいる
B:要確認進行済みでボックスに多数いる
C:回収候補限定ポケモンを新たに入手できる
D:後回しほぼ未プレイで重要な個体もいない

妻が当時遊んだハートゴールドは、内容を確認する前から「A:最優先」に入れる。まず45本を一周して、本当に時間をかける必要があるソフトを絞る。

HOMEへ送らず過去作に残す選択肢

すべてのポケモンをHOMEへ送れば正解とは限らない。次のような個体は、過去作に残す意味がある。

  • 過去作の対戦や図鑑完成に使いたいポケモン/まだ過去作限定リボンを取っていないポケモン
  • ゲーム内イベントの発生に必要な配布ポケモン/第6・第7世代の育成に使うメタモン
  • ローカル通信交換で使うポケモン/家族で過去作を遊ぶために残したいポケモン
  • 妻のハートゴールドに残しておきたい旅パーティ

迷う場合は、同じ種類の別個体を用意し、一方をHOMEへ送りもう一方を過去作に残す方法がある。ただし思い出の個体や昔の配布個体は同じものを用意できない。HOMEへ送るとバンクや元のソフトへ戻せないため、重要な個体ほど慎重に判断する。特に妻のハートゴールドについては、勝手にすべて輸送せず、どのポケモンを残すかも含めて確認する。

輸送作業で注意すること

取り返しがつかないこと

  • HOMEへの移動は一方通行で、バンクへ戻せない
  • 第4世代から第5世代へ送ると戻せない
  • ポケモンに持たせた道具は一緒に送れない
  • 改造判定などによって送れない個体が存在する

作業中に気をつけること

  • 3DSのバッテリー・SDカード・通信状態を確認する
  • 3DS本体を初期化しない/バンク・ムーバー・ARサーチャーを不用意に削除しない
  • 輸送後はHOME側で実際に届いたか確認する
  • 重要な個体は輸送前後の画面を撮影する
  • バンク内に残したまま終了日を迎えない、2027年2月まで放置しない

家族の思い出に関わること

  • 過去作限定技が現行作品でそのまま使えるとは限らない
  • 思い出の個体は親名・ID・出会った場所・リボンも記録する
  • 家族が遊んだソフトは、本人に確認してから輸送する
  • 妻のハートゴールドのセーブデータを消さない

バンク・ムーバー・ARサーチャーはすでに新規ダウンロードが終了している。過去に購入したソフトを今は再ダウンロードできても、いつまでも保証されるとは限らない。作業中は削除や本体の初期化を避ける。


2027年までの作業計画

最も危険なのは、「46本もあるから大変だ」と思って結局何も始めないことだ。最初の目標はすべて輸送することではなく、まず全ソフトの現状を把握すること。

時期主な作業
2026年8月3台の起動・Wi-Fi接続確認、バンク/ムーバー/ARサーチャー起動確認、45本に管理番号を付ける、妻のハートゴールドを最優先で確認
2026年9〜10月週2〜3本ペースでセーブデータを確認・A〜Dに分類、バンク内のポケモンを優先してHOMEへ移す
2026年11月サトシゲッコウガ・VC版・セレビィ・デオキシス・マギアナ・パッチールなどを回収
2026年12月ARサーチャーを進め、トルネロス・ボルトロス・ランドロス・ディアルガ・ギラティナ・ホウオウ・ルギアを回収。過去作リボンを最終確認
2027年1月HOMEプレミアムプランへ加入、本格的な一括輸送、HOME側で到着確認、輸送一覧を作成
2027年1月31日我が家の輸送完了期限
2027年2月バンク・VC版・各世代ソフトの最後の見落とし確認
2027年2月26日12時ポケモンバンクのサービス終了

45本を週3本ずつ確認すると、約15週間で一周できる計算だ。


おわりに:完璧より、消える前に残すこと

今回の作業を始める前に、すでに一つだけ完了していることがある。VC版クリスタルで捕まえた色違いセレビィを、ポケムーバー・ポケモンバンクを経由してHOMEまで移した。無事に現行世代まで連れてこられたこと自体は素直にうれしい。

ただ、当時は過去作のリボンについてほとんど知識がなく、第7世代で付けられるリボンなどを確認せずそのままHOMEまで移してしまった。一度HOMEへ移したポケモンは、バンクや3DS作品へ戻せない。後からリボンのことを知っても、色違いセレビィを第7世代へ戻して取り直すことはできない。今思えば、移す前に一度調べておけばよかった。

その経験があるからこそ、今回はリボンコンプリートを最優先にはしない。すべてのポケモンでリボンコンプリートを目指すと、45本+3台分の特殊ソフトを抱える今の状況では、肝心の輸送が間に合わなくなる。優先するのは、昔の配布ポケモン・映画館やイベントでもらった個体・特別な親名やIDを持つ個体・すでにリボンを持っている個体・昔の自分や妻が育てた思い出のポケモン・色違い・現在では入手しにくい個体・その世代の出身を示すポケモンだ。リボンを完全に無視するわけではなく、輸送前に一度確認し、短時間で取れるものや、その個体にどうしても付けたいリボンがあれば取得する。ただ、すべての個体でのコンプリートまでは目指さない。

そして、妻が当時遊んでいたハートゴールドも、今回救出したいデジタル遺産の中心にある。ハートゴールドがあることでARサーチャー連動のホウオウも回収できるようになるが、それ以上に大事なのは妻が実際に遊んだセーブデータが残っていることだ。主人公名、プレイ時間、旅パーティ、ボックスに残るポケモン──それらは現在の作品で同じポケモンを捕まえても再現できない。レアな個体がいなくても、妻の親名が残る旅パーティは、配布ポケモンとは別の意味で一度しか手に入らない個体だ。

バンクのサービス終了までに、すべてを完璧に終わらせることは難しいと思う。それでも、昔の配布ポケモンや思い出の個体、その世代で出会った証拠が残るポケモンは、できる限りHOMEへ移したい。今回の目的は、すべてのリボンを集めることでも、すべての限定ポケモンを捕まえることでもない。まず46本のソフトと3台の3DSを一つずつ確認し、昔の自分や家族が残したポケモンという「デジタル遺産」を見つけ出すこと。そして2027年2月26日のバンク終了までに、残したいポケモンを未来へつなぐことだ。

色違いセレビィのように、少し心残りがある輸送もある。それでも、3DSの中に置いたまま公式の輸送手段がなくなるより、HOMEへ移して未来へ残せたことの方が大切だと思っている。完璧を求めて何も進まなくなるより、まずは一匹ずつ救出する。

この作業は、ポケモンを移動させるだけではない。昔のゲームを起動し、当時の主人公名やプレイ時間、手持ちやボックスを確認しながら、自分や家族が何を残していたのかを振り返る作業でもある。2027年までに、どれだけのポケモンを救出できるのか。これから実際に確認し、輸送した結果も記録していく。

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