[PR] 本ページはプロモーション(広告)が含まれています。

【中高生でもわかる】人生の期待値とは?中卒・高卒・大学の進路比較と学生のうちに稼ぐ方法

お金・節約・副収入

「中卒で働く?高校を卒業して就職する?大学に進学する?それとも学生のうちから自分で稼いでみる?」

人生の期待値を考えながら、それぞれの進路のメリット・デメリットを比較してみました。

「どうして勉強しないといけないの?」

「大学に4年間通うより、18歳から働いた方がお金を稼げるんじゃない?」

「大学に行けば、本当に将来の給料は高くなるの?」

中学生や高校生の頃、こんなことを考えたことはありませんか?

結論からいうと、どの進路が一番得なのかは、人によって違います。

大学卒の人は平均賃金が高い傾向にあります。しかし、早く働けば収入や経験を先に得られます。

さらに、今は学校に通いながらブログを書いたり、YouTube動画を作ったり、LINEスタンプを販売したりする方法もあります。

もちろん、どれも簡単に稼げるわけではありません。

でも、さまざまなことに挑戦する経験が、将来の選択肢を増やしてくれるかもしれません。

今回は2025年の公的統計を使いながら、進学・就職・学び直し・学生の収益化まで、中高生にもわかるように考えていきます。

この記事でわかること

  • 期待値とは何なのか
  • 中卒・高卒・専門学校・大学・大学院の違い
  • 学歴による平均賃金の違い
  • 大学に進学するためのお金と時間
  • 高卒認定や予備校を利用する進路
  • 学生のうちからネットで稼ぐ方法
  • 趣味や挑戦から将来の可能性を探す方法
  • 人生の進路を考えるときに大切なこと
スポンサーリンク

期待値って何?中学生でもわかるように説明

期待値とは、起こる可能性がある結果を、それぞれの確率も考えて平均した数字のことです。

少し難しそうですが、例を見ると簡単です。

例えば、次のようなゲームがあったとします。

  • 50%の確率で100円もらえる
  • 50%の確率で0円になる

この場合の期待値は、

100円 × 0.5 + 0円 × 0.5

= 50円

つまり、このゲームの期待値は50円です。

一回遊べば必ず50円もらえる、という意味ではありません。

何度も同じ条件で繰り返したときの、平均的な結果を表しています。

人生にも期待値はあるの?

数学では、起こる結果と確率が分かれば期待値を計算できます。

しかし、人生はゲームのように単純ではありません。

大学に進学したら何円稼げるのか、どんな会社に入るのか、将来幸せになれるのか。

こうしたことを正確な確率で計算するのは難しいものです。

そこで、この記事では「人生の期待値」という言葉を、少し広い意味で使います。

この記事で考える人生の期待値

将来得られる収入・知識・経験・仕事の選択肢と、そのために必要な学費・時間・負担を比較して、自分に合う進路を考えること。

これは数学の厳密な期待値とは異なります。

あくまで、人生の選択肢を考えるための方法です。

お金だけではなく、自分の自由な時間や、好きなことを続けられる生活も大切にして考えてみましょう。

中学校を卒業したら、どんな進路があるの?

まず、日本で選べる主な進路を整理してみます。

中学校を卒業したら、必ず普通科高校に進学しなければいけないわけではありません。

働く道もあれば、専門的な勉強ができる学校へ進学する道もあります。

進路基本的な流れ働き始める年齢の目安
中卒就職中学校 → 就職15歳ごろ
高卒就職中学校 → 高校 → 就職18歳ごろ
専門学校高校 → 専門学校 → 就職20歳ごろから
短期大学高校 → 短大 → 就職20歳ごろから
高等専門学校中学校 → 高専5年間 → 就職など20歳ごろから
4年制大学高校 → 大学 → 就職22歳ごろ
大学院(修士)大学 → 修士課程2年間 → 就職24歳ごろ
大学院(博士)大学 → 修士 → 博士課程27歳ごろから
高卒認定中卒・高校中退 → 高卒認定 → 大学など進路による
予備校経由高校卒業など → 受験勉強 → 大学進学時期による

※年齢は一般的な例です。医学部などの6年制課程、3年以上の専門学校、働きながらの進学などもあります。

それぞれのメリットとデメリットを見てみましょう。

① 中卒で働くルート|15歳から働いたら得なの?

中学校を卒業して就職することは可能です。

ただし、法律では原則として、15歳になって最初の3月31日が終わるまでは働かせてはいけないと定められています。

一般的には、中学校卒業後の4月から働くことができます。

また、18歳未満には深夜労働や危険な業務などについて特別な制限があります。

中卒就職のメリット

  • 若いうちから収入を得られる
  • 高校や大学の学費がかからない
  • 早く仕事の経験を積める
  • 自分で生活費を稼ぐ経験ができる

中卒就職のデメリット

  • 高卒以上を条件とする求人に応募できないことがある
  • 大学卒業が必要な仕事に直接進みにくい
  • 働きながら勉強する場合は負担が大きい
  • 後から学び直すために時間や費用が必要になることがある

2025年の中学校等卒業者の高校等進学率は、全国で98.6%でした。

つまり、現在はほとんどの人が中学校卒業後に進学しています。

そのため、中卒で就職する場合には、求人の選択肢や今後の学び直しまで考えておくことが重要です。

ただし、中卒だから将来成功できないという意味ではありません。

資格を取得したり、経験を積んだりして仕事の幅を広げる人もいます。

出典:国立社会保障・人口問題研究所|2025年の進学率・就職率

中卒から社長になった成功者たち

中卒から会社を経営するようになった人もいます。実際の成功例を紹介します。

  • 渋谷巧さん|19歳で起業。解体工事などの事業を展開。テレビ東京
  • 小澤辰矢さん|16歳から働き、建設関連企業を経営。マイナビニュース
  • 松岡秀夫さん|約30年間の仕事経験を経て不動産会社を経営。PRESIDENT Online
  • 吉原ゴウさん|農業や料理などを経験し、Web制作会社を経営。株式会社LIG
  • 達也さん|解体業から独立し、スポーツ関連企業を経営。株式会社VITAS

ただし、成功者がいるからといって、中卒の方が成功しやすいわけではありません。学歴による就職の選択肢の違いも考えることが大切です。

② 高卒で働くルート|18歳から就職するメリットは?

高校を卒業して、そのまま就職する道です。

例えば、製造業、建設業、販売業、サービス業、運輸業など、さまざまな仕事があります。

高卒就職の大きなメリットは、4年制大学に進学する人より4年早く働き始められることです。

高卒就職のメリット

  • 18歳ごろから収入を得られる
  • 大学の学費がかからない
  • 早く実務経験を積める
  • 会社の研修や資格取得制度を利用できる場合がある
  • 大学生と同じ年齢になった頃には、社会人4年目になっている

高卒就職のデメリット

  • 大卒以上を応募条件とする仕事には応募できない場合がある
  • 大学で専門知識を学ぶ機会をその時点では選ばないことになる
  • 働きながら勉強するには時間の確保が必要
  • 職場や職種によっては、将来の昇進や配置に学歴が関係することがある

大学に行かなければ人生で損をする、と決めつける必要はありません。

仕事内容や職場環境が自分に合えば、高卒就職も十分に考えられる進路です。

ただし、どんな仕事をしたいのかによって、選び方は変わってきます。

高卒から社長になった成功者たち

大学に進学せず、高校卒業後に事業を始めて成功した人もいます。

  • 前澤友作さん|早稲田実業高校卒。輸入CD・レコードの販売から起業し、ZOZOTOWNを創業。ドリームゲート

前澤さんは高校卒業後、音楽活動を続けながら好きだったレコードの販売を始め、それが大きな事業へと発展しました。

ただし、高卒だから成功したというわけではありません。自分の興味を行動につなげた一つの成功例です。

③ 専門学校ルート|やりたい仕事が決まっているなら?

専門学校は、特定の仕事につながる知識や技術を学ぶ学校です。

例えば、次のような分野があります。

  • 美容・理容
  • 調理・製菓
  • 看護・医療関連
  • 自動車整備
  • 情報処理・プログラミング
  • デザイン・アニメ
  • 保育・福祉

専門学校には2年制のほか、1年制、3年制、4年制などの課程があります。

専門学校のメリット

  • 興味のある分野を集中的に学べる
  • 実習を通して技術を習得できる
  • 資格取得につながる学科がある
  • 2年制なら20歳ごろから働き始められる

専門学校のデメリット

  • 学費や教材費が必要
  • 学校や学科によって就職実績が異なる
  • 学んだ分野と違う仕事へ進む場合に追加の勉強が必要になることがある
  • 卒業すれば必ず資格を取れるわけではない

専門学校を選ぶときは「卒業後にどんな仕事に就けるのか」を先に調べましょう。

なお、ここで紹介している専門学校は主に高校卒業後などに入学する専門課程です。中学校卒業後に進める専修学校高等課程などもあります。

専門学校から成功した経営者・ブランド創業者たち

専門学校で学んだ技術を生かし、世界的なブランドを生み出した人もいます。

  • 高田賢三さん|文化服装学院卒。世界的ファッションブランド「KENZO」を創業。文化服装学院
  • 山本耀司さん|大学卒業後、文化服装学院で学び、「Yohji Yamamoto」などのブランドを展開。文化服装学院
  • 高橋盾さん|文化服装学院卒。ファッションブランド「UNDERCOVER」を創業。政府広報オンライン
  • NIGOさん|文化服装学院卒。「A BATHING APE」を立ち上げたファッションデザイナー・実業家。文化服装学院

※山本耀司さんは大学も卒業しています。専門学校卒業者が全員成功するわけではありませんが、専門的な技術を学ぶことが将来の仕事につながる例です。

④ 大学ルート|4年間の学費は将来取り戻せるの?

大学では、経済学、法律、情報、工学、文学など、さまざまな分野を学ぶことができます。

4年制大学の場合、高校卒業後の18歳ごろに入学し、22歳ごろに卒業する人が多いです。

大学進学のメリット

  • 大卒を条件とする求人にも応募できる
  • 専門知識や幅広い教養を学べる
  • 研究や学外活動に取り組める
  • 大学院への進学を目指せる
  • 将来の選択肢が広がる場合がある

大学進学のデメリット

  • 入学金や授業料が必要
  • 教科書代、交通費、生活費などもかかる
  • 4年制なら4年間の学習時間が必要
  • 卒業すれば必ず希望する仕事に就けるわけではない
  • 奨学金を借りる場合、将来の返済が必要になることがある

私立大学の学費はいくら?

文部科学省の2025年度調査によると、私立大学の初年度学生納付金の平均は、

2025年度・私立大学の初年度納付金平均

150万7,647円

この金額には、授業料や入学料、施設設備費、実験実習料などが含まれています。

これは1年目の平均額なので、4年間の総額ではありません。

また、国立大学、公立大学、私立大学、学部によって費用は異なります。

自宅から通うのか、一人暮らしするのかによっても大きな差が出ます。

大学進学は将来への投資になる可能性がありますが、何に投資するのかを考える必要があります。

出典:文部科学省|2025年度私立大学等の学生納付金調査

大学卒業後に社長・創業者として成功した人たち

大学で学んだ後に起業し、日本を代表する企業を育てた人も数多くいます。

  • 柳井正さん|早稲田大学卒。「ユニクロ」を世界的なブランドに成長させたファーストリテイリングの経営者。ファーストリテイリング
  • 三木谷浩史さん|一橋大学卒。「楽天」を創業。楽天グループ
  • 藤田晋さん|青山学院大学卒。「サイバーエージェント」を創業。サイバーエージェント
  • 孫正義さん|カリフォルニア大学バークレー校卒。「ソフトバンク」を創業。ソフトバンクグループ
  • 堀江貴文さん|東京大学中退。インターネット関連企業「オン・ザ・エッヂ」を創業。公式サイト

※堀江貴文さんは大学卒業者ではなく中退者のため、参考例として掲載しています。

大学で得た知識や人脈が仕事に役立つ場合もあります。ただし、大学卒業が成功を保証するわけではありません。

⑤ 大学院ルート|大学を卒業しても勉強する理由は?

大学院は、大学で学んだことをさらに深く研究する場所です。

一般的には、大学卒業後に修士課程で2年間、さらに博士課程で3年間学ぶルートがあります。

ただし、大学院の種類や課程によって年数は異なります。

大学院のメリット

  • 高度な専門知識を身につけられる
  • 研究職や専門職を目指せる
  • 企業の研究開発などで学んだ知識を生かせる場合がある
  • 研究成果を社会に役立てられる可能性がある

大学院のデメリット

  • さらに学費や生活費が必要
  • 働き始める時期が遅くなる場合がある
  • 研究成果や就職が保証されるわけではない
  • 専門分野によっては希望する仕事の募集が少ないこともある

大学院まで行けば必ず得をするわけではありません。

大学院で何を学びたいのか、その研究が希望する仕事につながるのかを考えることが大切です。

大学院で学び、経営者・創業者として成功した人たち

大学院で専門知識や研究経験を積み、その後に起業した人もいます。

  • 山中伸弥さん|大阪市立大学大学院医学研究科博士課程修了。iPS細胞の研究でノーベル賞を受賞し、研究組織の運営にも携わる。京都大学iPS細胞研究所
  • 落合陽一さん|東京大学大学院博士課程修了。研究者として活動しながら、ピクシーダストテクノロジーズを共同創業。ピクシーダストテクノロジーズ
  • 玉城絵美さん|東京大学大学院博士課程修了。身体の動きを伝える技術などを研究し、H2Lを共同創業。H2L

※山中伸弥さんは一般企業の創業者としてではなく、研究者・研究組織の運営者としての成功例です。

大学院では専門的な研究を深められます。ただし、大学院を修了すれば必ず起業に成功するわけではありません。

中卒・高卒・専門学校・大卒・大学院卒で給料は違うの?

ここからは実際の数字を見てみましょう。

厚生労働省が公表した2025年の賃金構造基本統計調査を使います。

2025年の新卒者の平均月額賃金

最終学歴月額賃金
高校卒20万7,300円
専門学校卒23万700円
高専・短大卒23万5,500円
大学卒26万2,300円
大学院卒29万9,000円

※2025年の新規学卒者、男女計、所定内給与額。手取り額ではありません。残業代や賞与などは含まれていません。

この数字を見ると、高卒と大卒の新卒者の差は月額5万5,000円です。

ただし、大卒者は一般的に高卒者より遅く働き始めます。

そのため、月額の差だけで進学の損得は決められません。

すでに働いている人全体の平均賃金

次は、新卒者だけでなく働いている人全体の学歴別平均です。

最終学歴月額賃金
高校卒29万7,200円
専門学校卒31万3,700円
高専・短大卒32万1,200円
大学卒39万6,300円
大学院卒51万7,400円

※2025年の一般労働者、男女計、所定内給与額。学歴ごとに年齢構成や職業、企業規模などが違うため、学歴だけによる賃金差とは限りません。

また、中卒については、上の表と同じ条件で比較できる数字を確認できなかったため掲載していません。

平均だけを見れば、大学や大学院を卒業した人の方が賃金は高い傾向にあります。

しかし、大卒の全員が高卒の全員より高い給料をもらっているわけではありません。

仕事の種類、会社、地域、本人の経験などによっても違います。

出典:厚生労働省|令和7年賃金構造基本統計調査

高卒で働いたら、大卒より4年間多く稼げる?

ここが、人生の期待値を考えるうえで面白いところです。

18歳で就職する人と、大学を卒業して22歳から就職する人を比べてみます。

例えば、高卒で就職した人が18歳から4年間、毎年250万円を稼いだと仮定します。

すると、

250万円 × 4年間

= 1,000万円

大学に進学した人が卒業する22歳になるまでに、高卒で働いた人は1,000万円の収入を得た計算になります。

※これは仕組みを説明するための仮定です。実際の高卒者の平均年収ではありません。また、税金や社会保険料、生活費などを差し引く前の金額です。

一方、大学生は4年間を主に勉強に使います。

その間には学費もかかります。

では、大学進学は損なのでしょうか?

そう簡単には決まりません。

大卒者がその後、高卒者より高い収入を得られれば、長い期間で差が縮まったり、逆転したりする場合があります。

反対に、大学卒業後も収入の差が小さければ、学費を含めた金銭面では高卒就職の方が有利になる場合も考えられます。

つまり、4年間だけではなく、その後の長い人生も考える必要があるのです。

機会費用って何?

経済学には「機会費用」という言葉があります。

これは、何かを選んだことで、選ばなかった別の道から得られたはずの利益のことです。

例えば大学に進学すると、4年間働いていれば得られたかもしれない収入を手放します。

一方、高卒で就職した場合、大学で勉強し、学士の学位を取得する機会をその時点では選ばないことになります。

どちらにも、得るものと手放すものがあるのです。

⑥ 昔の「大検」、今の「高卒認定」から大学へ進学できる?

はい。高校を卒業していなくても、大学進学を目指す方法があります。

昔「大検」と呼ばれていた制度は、2005年度から「高等学校卒業程度認定試験」に変わりました。

一般的には「高卒認定」と呼ばれています。

これは、高校を卒業した人と同じ程度以上の学力があることを認定する試験です。

合格すると、大学や短期大学などを受験する資格を得られます。

高卒認定から大学へ進学するルート

中学校卒業・高校中退

↓

高卒認定の勉強

↓

高卒認定に合格

↓

大学受験

↓

大学へ進学

高卒認定は、受験する年度の終わりまでに16歳以上になる人が受験できます。

ただし、18歳未満で必要科目に合格した場合には、認定の効力が生じる時期に条件があります。

高卒認定に合格すれば「高卒」になるの?

いいえ。高卒認定に合格しても、高校を卒業した学歴にはなりません。

ただし、大学などへの受験資格が得られます。また、一部の資格試験や採用試験で高校卒業と同等として扱われる場合もあります。

高卒認定から大学に進学し、その大学を卒業すれば、大学卒業の学歴を得られます。

高校を卒業できなかったら進学の道がなくなる、というわけではありません。

出典:文部科学省|高等学校卒業程度認定試験

⑦ 予備校に通うルート|浪人したら人生の期待値は下がる?

大学受験に向けて、予備校で勉強する道もあります。

高校卒業後に1年間受験勉強を続けることを「一浪」と呼ぶ場合があります。

例えば、18歳で高校を卒業し、1年間勉強して19歳で大学に入学するルートです。

予備校のメリット

  • 志望大学に向けて勉強に集中できる
  • 苦手科目を重点的に勉強できる
  • 進路や受験勉強について助言を受けられる
  • もう一度志望校に挑戦できる

予備校のデメリット

  • 授業料や教材費が必要になる場合がある
  • 大学への入学が遅れる場合がある
  • 勉強しても志望校に必ず合格できるわけではない
  • 精神的な負担が大きくなることもある

浪人は絶対に損、とはいえません。

どうしても学びたい分野があるなら、時間をかけて挑戦することにも意味があります。

一方、別の大学や進路でも同じ目標を達成できるなら、そちらも検討する価値があります。

⑧ 途中で進路を変えたくなったらどうする?

中学生や高校生の時点で、将来の仕事を完璧に決められる人ばかりではありません。

実際に働いてみてから、勉強したいことが見つかる人もいるでしょう。

一度選んだ進路を、後から変えることもできます。

最初の進路後から選べる道の例
中卒就職定時制高校、通信制高校、高卒認定など
高校中退別の高校への編入、高卒認定など
高卒就職働いてから大学進学、専門学校など
専門学校卒条件を満たした大学への編入学など
大学卒就職、大学院、別分野の学習など
大学中退就職、再進学、編入学など

もちろん、進路を変更するには、時間や費用が追加で必要になることもあります。

でも、最初の選択が人生のすべてを決めるわけではありません。

学費が払えないなら大学進学はあきらめるしかない?

いいえ。進学費用を支援する制度があります。

例えば、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金や、国の高等教育の修学支援新制度です。

制度特徴
給付型奨学金原則として返済不要
貸与型奨学金原則として将来返済が必要
授業料等減免授業料や入学金の負担を減らす

また、2025年度からは、多子世帯の学生を対象に、所得制限なく国が定める上限額まで授業料や入学金を減免する制度が始まりました。

ただし、扶養状況や学校、学業などの条件があります。

すべての家庭で学費が完全に無料になるわけではありません。

また、生活費や教材費などは別に必要になる場合があります。

お金の問題で進学を迷っている場合は、まず利用できる制度を調べてみましょう。

参考:文部科学省|高等教育の修学支援新制度

結局どの進路が得なの?メリット・デメリットを一覧比較

ここまでの進路をまとめてみます。

進路メリット注意点
中卒就職早く働き始められる応募できる求人に制限がある場合がある
高卒就職早く収入・職業経験を得られる大卒条件の求人などを選べない場合がある
専門学校専門的な技術を学べる学費や進路変更を考える必要がある
短期大学比較的短期間で専門分野を学べる大学4年制とは学位などが異なる
高等専門学校中卒後から専門分野を学べる早い段階で専門分野を選ぶ必要がある
大学学びや就職の選択肢が広がる場合がある学費と時間がかかる
大学院高度な専門性を身につけられる追加の学費と研究期間が必要
高卒認定高校を卒業せず大学を目指せる高校卒業の学歴そのものにはならない
予備校大学受験に向けて勉強できる費用や時間、合格できるかの不確実性がある

全員にとって期待値が一番高い進路は、この表だけでは決められません。

早く働きたい人もいれば、大学で研究したい人もいます。

美容師や自動車整備士など、特定の専門分野を目指す人もいるでしょう。

やりたいことがまだ決まっていない人なら、将来の選択肢を広く残すことも大切です。

自分にとって何が得なのか、何を大切にしたいのかを考える必要があります。

進路を決める前に考えたい5つのこと

  1. どんな仕事をしてみたい?
    興味のある仕事に資格や学歴が必要か調べてみましょう。
  2. 学費はどれくらい必要?
    授業料だけでなく、教材費、交通費、生活費も確認しましょう。
  3. いつから働きたい?
    早く収入を得たいのか、時間をかけて学びたいのか考えましょう。
  4. 後から進路を変えられる?
    別の学校や仕事へ進む方法も知っておきましょう。
  5. 自分が大切にしたいものは何?
    収入、好きな仕事、自由な時間、家族、安定など、自分の優先順位を考えましょう。

ここまで進学と就職について考えてきました。

でも、人生にはもう一つ考えてみたいことがあります。

【おまけ】学生のうちに稼いでみる!人生の可能性を広げる方法

学校に通いながら、自分で何かを作ってお金を稼ぐことはできるのでしょうか?

答えは、条件を満たせば可能です。

今はアルバイトや会社への就職だけでなく、インターネットを利用して自分の作品を公開・販売する方法もあります。

例えば、ブログを書いたり、YouTube動画を作ったり、LINEスタンプを販売したりすることです。

ただし、簡単に収入が得られるとは限りません。

何かを作っても売れないことはありますし、動画を公開しても見てもらえないこともあります。

それでも、自分で企画し、作品を作り、公開する経験は将来に役立つかもしれません。

学生でも挑戦できるネット収益化の方法

挑戦収益につながる可能性身につくかもしれないスキル
ブログ広告・商品紹介など文章力・調査力・Web制作
YouTube広告収入など動画編集・企画力
Instagram企業案件・商品紹介など写真・デザイン・発信力
LINEスタンプ作品の販売イラスト・商品制作
イラスト制作作品販売・制作依頼など表現力・デザイン
作曲楽曲販売・配信など音楽制作・編集
プログラミングアプリ制作など論理的思考・問題解決力

※収入は保証されません。年齢制限やサービスの収益化条件、保護者の同意などが必要な場合があります。

大切なのは、最初から大金を稼ごうとしないことです。

例えば、自分で作ったLINEスタンプが初めて売れたとします。

たとえ少額であっても、自分で商品を作り、誰かに買ってもらった経験になります。

ブログを作ったら、文章だけでなく、写真、画像、検索、広告、Webサイトの仕組みなどを勉強するきっかけになるでしょう。

動画を作ったら、音楽、編集、話し方、構成などに興味が広がるかもしれません。

稼ぐことに成功しなくても、制作する過程で身についた技術が残る可能性があるのです。

一つのことに人生を懸けるのが不安なら、いろいろ試してみよう

「将来はYouTuberになりたい!」

「プロのミュージシャンになりたい!」

夢を持つことは素敵なことだと思います。

でも、まだ何が自分に向いているのか分からない中学生や高校生が、最初から一つの道だけにすべてを懸ける必要はないと思います。

まずは、いろいろやってみる。

  • ギターを弾いてみる
  • ピアノを練習してみる
  • 作曲してみる
  • DJをしてみる
  • ダンスを踊ってみる
  • 野球部に入ってみる
  • サッカーをしてみる
  • 陶芸で壺や器を作ってみる
  • 絵を描いてみる
  • 漫画を描いてみる
  • 小説を書いてみる
  • 写真を撮ってみる
  • 動画を編集してみる
  • ゲームを作ってみる
  • 料理をしてみる
  • プログラミングを学んでみる

最初から上手である必要はありません。

実際にやってみると、「思っていたより面白い!」と感じることもあるでしょう。

反対に、「ずっと憧れていたけど、やってみたら自分には合わなかった」という発見もあるかもしれません。

それも大切な経験です。

趣味はお金にならなくても意味がある

ここは誤解してほしくないところです。

何でもお金に変える必要はありません。

ギターを弾くのが楽しいなら、誰にも聴かせなくてもいい。

絵を描くのが好きなら、売れなくてもいい。

野球が好きなら、プロ野球選手にならなくてもいい。

音楽、スポーツ、創作活動などには、お金だけでは測れない価値があります。

趣味を通じて友達ができたり、毎日の楽しみが増えたりすることもあります。

人生の価値は、給料や銀行口座の残高だけで決まるわけではありません。

いろいろ試すことと、何も続けないことは違う

ただし、毎日新しいことを始めて、すぐにすべてを辞めてしまうと、その面白さに気づく前に終わることもあります。

そこで、おすすめしたいのが「小さく始めて、少し続けてみる」という方法です。

例えば、次のような4週間にしてみるのはどうでしょうか。

期間挑戦すること
1週目ブログの記事を1本書く
2週目短い動画を1本作る
3週目イラストやLINEスタンプを作る
4週目一番楽しかったことにもう一度挑戦する

※これはあくまで例です。作品を公開せず、自分だけで練習することから始めても構いません。

やってみた後には、次のことを考えてみましょう。

  • 楽しかった?
  • もう一度やってみたい?
  • もっと上手になりたい?
  • 時間を忘れて夢中になれた?
  • 続けるためのお金や時間はどれくらい必要?

こうした経験を重ねていけば、自分に何が向いているのか、少しずつ分かってくるかもしれません。

一つの経験が別の経験につながることもある

例えば、ギターを始めた人なら、

ギターを弾く

↓

作曲してみる

↓

パソコンで録音する

↓

動画を作る

↓

YouTubeで発信してみる

という流れになるかもしれません。

絵を描くのが好きなら、

イラストを描く

↓

LINEスタンプを作る

↓

漫画を描く

↓

ブログで作品を紹介する

という方法もあります。

野球が好きなら、試合の記録をつけたり、数字を分析したり、スポーツ記事を書いたりすることにつながるかもしれません。

一つの趣味から、別の興味が生まれる。

その繰り返しで、自分の得意なことが増えていく可能性があります。

学生がネットで稼ぐときの注意点

ネットで作品を販売したり、広告収入を得たりする場合には、年齢や利用規約を確認する必要があります。

  • Google AdSense:原則18歳以上が申込対象です。18歳未満の場合は保護者が自身のアカウントで申し込む方法があります。
  • YouTube:広告収益には登録者数などの条件があります。18歳未満の場合は、保護者などの承認済みYouTube向けAdSenseアカウントへの連携が必要です。
  • LINEスタンプ:未成年でも保護者の同意を得てクリエイター登録できます。販売には審査や送金先の登録が必要です。
  • Instagram:利用や収益化できる機能には年齢・アカウントなどの条件があります。

また、次のことにも気をつけましょう。

  • 住所や学校名、通学路などを公開しない
  • 他人の写真や音楽、イラストを無断で使わない
  • 高額な教材や「必ず稼げる」という宣伝をうのみにしない
  • 収入が出たら、税金や扶養などのルールを確認する
  • 勉強、睡眠、健康を犠牲にしない

まずは保護者と相談しながら、安全に小さく始めることが大切です。

実際にブログからLINEスタンプ・漫画・音楽・YouTubeへ挑戦してみた

ちなみに、このブログを書いている僕自身も、工場で働きながらいろいろなことに挑戦しています。

最初はブログでした。

そこから、ブログで使う画像を作るようになり、LINEスタンプにも挑戦しました。

さらに漫画を作ったり、音楽を作ったり、YouTubeにも興味が広がっていきました。

最初から「全部やってやろう!」と考えていたわけではありません。

一つのことをやってみたら、次に面白そうなことが見つかった。

その繰り返しです。

もちろん、挑戦したことがすべて収入につながっているわけではありません。

お金をかけたのに、十分に回収できていないものもあります。

それでも、やってみなければ知らなかったことがたくさんありました。

LINEスタンプ一つ作るにしても、画像のサイズ、背景透過、登録方法、審査、売上の受け取り方など、知らないことばかりでした。

でも、調べながら実際に作ってみると、一つずつ理解できるようになってきます。

そんな経験も、無駄ではないと思っています。

最初から自分に向いていることが分からないなら、まずは試してみる。

僕自身も、まだいろいろ試している途中です。

実際に挑戦した記録はこちら

自分で何かを作ってみたい人には、こうした実体験も参考になるかもしれません。

中高生が気になる進路と人生の期待値Q&A

Q1. 大学に行けば絶対に給料が高くなるの?

A. いいえ。平均賃金は大卒の方が高い傾向がありますが、職業や会社、本人の経験などによって違います。

Q2. 高卒で就職したら、大学にはもう行けない?

A. いいえ。働いてから大学へ進学することもできます。通信制大学なども選択肢になります。

Q3. 中卒でも社長になれる?

A. なれます。会社経営に大学卒業が必須というわけではありません。ただし、事業を続けるには知識、経験、資金などが必要です。

Q4. 中卒と高卒では就職に違いがある?

A. あります。高卒以上を条件とする求人もあるため、応募できる仕事に差が出る場合があります。

Q5. 専門学校卒は大卒と同じ学歴?

A. 同じではありません。専門学校には専門士や高度専門士の称号が与えられる課程がありますが、大学の学士とは異なります。

Q6. 高卒認定に合格したら高卒になる?

A. いいえ。高校卒業の学歴にはなりません。ただし、大学などを受験する資格が得られます。

Q7. 浪人したら人生で損する?

A. 必ずしも損とは限りません。志望校や学びたい内容、費用、時間などによって判断が変わります。

Q8. 大学院に進学すれば必ず高収入になる?

A. いいえ。大学院卒の平均賃金は高い傾向がありますが、専門分野や就職先によって違います。

Q9. やりたい仕事が見つからないときはどうする?

A. いろいろな仕事を調べたり、職場体験や趣味などを通じて自分の興味を探してみましょう。

Q10. 高校を中退したら人生は終わり?

A. いいえ。通信制高校、編入学、高卒認定、就職など、別の道があります。

Q11. 中学生でもブログで稼げる?

A. ブログ自体は作れますが、広告収入を受け取るにはサービスごとの条件があります。Google AdSenseは原則18歳以上が申込対象で、未成年者には保護者による申込み方法があります。

Q12. 学生でもLINEスタンプを売れる?

A. LINE Creators Marketでは、未成年者も保護者の同意を得て登録できます。販売には審査などの条件があります。

Q13. YouTubeを始めればすぐ収入になる?

A. いいえ。広告収入などを得るには所定の条件を満たす必要があります。動画を公開しただけでは収益が保証されません。

Q14. 趣味は将来の仕事につながる?

A. つながる場合もあります。ただし、すべての趣味が仕事になるわけではありません。お金にならなくても、楽しさや経験に価値があります。

Q15. 結局、人生の期待値が一番高い進路は大学なの?

A. お金の平均データでは大卒が高卒より高い傾向にあります。しかし、学費や時間、希望する仕事、生活の満足度まで含めると、全員に共通する一番の正解は決められません。

まとめ|人生の期待値は学歴だけで決まらない

今回は、中卒就職、高卒就職、専門学校、大学、大学院、高卒認定、予備校などの進路を比較してきました。

2025年の公式統計を見ると、大卒や大学院卒の平均賃金は高い傾向にありました。

ただし、大学進学には学費と時間が必要です。

一方、早く働けば収入や経験を先に得られますが、応募できる仕事が限られる場合もあります。

そして、進学や就職だけでなく、学生のうちに自分で何かを作ったり、趣味に挑戦したりする道もあります。

ブログを書いてみる。

ギターを弾いてみる。

曲を作ってみる。

スポーツに挑戦してみる。

絵や漫画を描いてみる。

うまくいくこともあれば、失敗することもあるでしょう。

でも、何もやらなければ、自分に向いているかどうかも分かりません。

一つの道にすべてを懸けるのが不安なら、無理のない範囲でいろいろ試してみる。

そこで面白いと思えることが見つかったら、少しずつ育ててみる。

もちろん、何でも同時に頑張りすぎる必要はありません。

自分の時間や健康を大切にしながら挑戦することも重要です。

最後に、今回の最初の疑問に戻ります。

「人生の期待値が一番高い進路はどれなのか?」

答えは、人によって違います。

平均年収だけで人生を決める必要はありません。

好きな仕事をしたい人。

家族との時間を大切にしたい人。

安定した生活を送りたい人。

自分で何かを作りたい人。

大学で研究を続けたい人。

大切にしたいものは、それぞれ違います。

そして、中学生や高校生のうちに、将来のすべてを決めなくても構いません。

今選べる進路を知り、自分の興味を探しながら、少しずつ経験を積んでいく。

人生の期待値を考えることは、単に将来のお金を計算することではなく、自分が納得できる生き方を探すことなのかもしれません。

参考資料・公式サイト

※この記事は2026年10月時点で確認できる公的統計・公式情報をもとに構成しています。学歴別平均賃金は個人の将来収入を保証するものではありません。また、金額を仮定した計算は人生の仕組みを考えるための例です。実際に進路や収益化を選ぶ場合は、学校や各サービスの最新の条件をご確認ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました