Codexを使おうとしたところ、権限を許可する画面が表示されず、何を選んでも先へ進まない状態になりました。
ChatGPTアプリの修復、リセット、再インストールなども試しましたが改善しません。
最終的には、Codexの設定ファイルである
config.toml
の名前を変更して、古い設定を読み込ませないようにしたところ、権限許可画面が表示され、正常に使えるようになりました。
今回は、実際に直った手順を記録しておきます。
先に結論
PowerShellを開き、次の2つのコマンドを順番に実行します。
1.設定ファイルがあるか確認
Test-Path "$HOME\.codex\config.toml"
結果が次のようになれば、設定ファイルが存在しています。
True
2.設定ファイルをバックアップ名に変更
Rename-Item "$HOME\.codex\config.toml" "config.toml.backup-20260722"
コマンド実行後にCodexを再起動すると、権限許可画面が表示されるようになりました。
発生した症状
今回発生した症状は次のとおりです。
- Codexの権限許可画面が出ない
- 選択肢を押しても先へ進まない
- Codexがパソコン内のファイルを操作できない
- Windowsの設定を探しても、それらしい権限項目が見つからない
- ChatGPTアプリを修復しても直らない
- ChatGPTアプリをリセットしても直らない
- アプリを再インストールしても直らない
最初は、Windows側の権限設定に問題があるのかと思いました。
しかし、実際の原因はWindowsの設定ではなく、ユーザーフォルダー内に残っていたCodexの設定ファイルだった可能性が高いです。
実際に直った手順
1.Codexを完全に終了する
最初に、CodexまたはChatGPTデスクトップアプリを終了します。
画面を閉じるだけでなく、アプリが裏で起動したままになっている場合があります。
必要であれば、タスクマネージャーからChatGPTやCodexを終了してください。
2.PowerShellを開く
Windowsのスタートボタンを右クリックします。
次のどちらかを開きます。
- ターミナル
- Windows PowerShell
今回の作業では、管理者として起動しなくても実行できました。
3.config.tomlが存在するか確認する
PowerShellに、次のコマンドを貼り付けてEnterキーを押します。
Test-Path "$HOME\.codex\config.toml"
今回のパソコンでは、次のように表示されました。
True
Trueと表示された場合は、指定した場所にconfig.tomlが存在しています。
反対に、次のように表示された場合は、設定ファイルが存在していません。
False
Falseの場合は、今回とは別の原因で問題が発生している可能性があります。
4.config.tomlの名前を変更する
設定ファイルが存在することを確認したら、次のコマンドを実行します。
Rename-Item "$HOME\.codex\config.toml" "config.toml.backup-20260722"
正常に実行された場合、成功したという文章は表示されません。
次のように、PowerShellの入力待ち画面へ戻ります。
PS C:\Users\ユーザー名>
赤いエラーが表示されず、入力待ち画面に戻れば成功です。
5.Codexを再起動する
設定ファイルの名前を変更したら、CodexまたはChatGPTアプリを再起動します。
今回の場合は、今まで表示されなかった権限許可画面が表示されるようになりました。
そこで必要な権限を許可したところ、Codexが正常に使えるようになりました。
なぜファイル名を変更すると直るのか
Codexの設定ファイルは、通常、次の場所に保存されています。
C:\Users\ユーザー名\.codex\config.toml
PowerShellでは、ユーザーフォルダーを$HOMEと書けるため、次の表記になります。
$HOME\.codex\config.toml
このconfig.tomlに、古い権限設定や現在のCodexと合わない設定が残っていると、起動時に問題が発生する可能性があります。
ChatGPTアプリを再インストールしても、ユーザーフォルダー内の.codexフォルダーが残っていれば、以前の設定が再び読み込まれます。
そのため、アプリ本体を再インストールしても症状が変わらなかったと考えられます。
今回の手順では、config.tomlを削除せず、別の名前へ変更しました。
変更前
config.toml
変更後
config.toml.backup-20260722
Codexから見ると、読み込むべきconfig.tomlがなくなるため、古い設定を使わずに起動できます。
その結果、権限設定がやり直され、許可画面が表示されたと考えられます。
config.tomlは削除しないほうが安全
設定ファイルは、いきなり削除するよりも、今回のように名前を変更して退避するほうが安全です。
config.toml
↓
config.toml.backup-20260722
削除せずに残しておけば、必要になったときに元の設定を確認できます。
自分でCodexの設定を変更している人は、特に注意してください。
config.tomlには、次のような設定が保存されている場合があります。
- 使用するモデル
- 承認方法
- ファイル操作の権限
- サンドボックス設定
- MCPサーバー設定
- 独自のCodex設定
バックアップ名の日付は変更してよい
今回のコマンドでは、ファイル名に作業日を入れています。
Rename-Item "$HOME\.codex\config.toml" "config.toml.backup-20260722"
別の日に作業する場合は、日付部分を変更しても問題ありません。
例:
Rename-Item "$HOME\.codex\config.toml" "config.toml.backup-20260723"
現在の日時を自動で付けたい場合は、次のコマンドでも実行できます。
$stamp = Get-Date -Format "yyyyMMdd-HHmmss"
Rename-Item "$HOME\.codex\config.toml" "config.toml.backup-$stamp"
この場合は、次のような名前になります。
config.toml.backup-20260722-083000
codex doctorが使えなかった場合
最初に、PowerShellで次のコマンドも試しました。
codex doctor
しかし、次のようなエラーが表示されました。
ObjectNotFound: (codex:String) []
CommandNotFoundException
これは、現在開いているPowerShellでcodexというコマンドを認識できていない状態です。
Codex CLIがインストールされていない場合や、PATHが設定されていない場合などに表示されます。
ただし、今回の問題はcodex doctorを使わなくても解決できました。
PowerShellから設定ファイルの場所を直接確認し、名前を変更すれば作業できます。
今回実行したコマンドまとめ
最初に、設定ファイルがあるか確認します。
Test-Path "$HOME\.codex\config.toml"
結果:
True
続いて、設定ファイルをバックアップ名へ変更します。
Rename-Item "$HOME\.codex\config.toml" "config.toml.backup-20260722"
その後、Codexを再起動して、表示された権限許可画面で必要な権限を許可します。
まとめ
Codexで権限許可画面が表示されず、先へ進めなくなった場合は、次の順番で対処します。
- CodexまたはChatGPTアプリを完全に終了する
- PowerShellを開く
config.tomlが存在するか確認するconfig.tomlをバックアップ名へ変更する- Codexを再起動する
- 表示された権限画面で許可する
今回の決め手になったコマンドはこちらです。
Rename-Item "$HOME\.codex\config.toml" "config.toml.backup-20260722"
ChatGPTアプリの修復、リセット、再インストールをしても直らない場合は、アプリ本体ではなく、ユーザーフォルダーに残っているCodexの設定ファイルを確認してみてください。
今回の環境では、config.tomlをバックアップ名へ変更してCodexを再起動したことで、権限許可画面が復活し、正常に使えるようになりました。

コメント